天国から来た大投手 八、小さな友人 112 | 六月の虫のブログ

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長いキスが終わると、二人はベッドの脇に向かい合わせに立ち、服を脱いだ。ジュディはショーツも脱ぎ全裸になった。ダイエットしたのか、ナイスボディだ。森次郎がパンツを脱ぐのを躊躇していると、ジュディは「恐いの、チキン」と言って森次郎のパンツを下げた。

二人はほとんど眠らずに何度も愛し合った。ジュディは愛し合っている間、「アイ・ラブ・ユー」を連呼した。森次郎は、裕香や弘子に悪いと思ったが、今はジュディが愛しい。セックスの合間に、いろんなことを語り合った。人生のこと、イラク戦争は間違いだったということ、ジョン・レノンが生きていたら世界はもっと平和になっていたかもしれないということ、クリント・イーストウッドはアカデミー主演男優賞を生きている間に受賞できるかなど様々なことについて語り合った。

森次郎は、セックスが先に来て、ラブが後に来ることもあると悟った。朝方になると、森次郎もジュディに「アイ・ラブ・ユー」とささやいていた。森次郎は、自分が誰を本当に愛しているのか分からなくなったとジュディに告白した。ジュディは、「でも今、あなたは私を愛していると言ったわ。私はそれで十分。私は、モリ、あなたを愛しているわ」と言って抱きついた。森次郎は、こんなにいろいろなことを話せるジュディに感心していた。裕香も弘子にしても、自分の思想まで話し合ったことはなかった。ジュディは、今まで森次郎が考えてもいなかった世界のことを自分の思想をもとに語った。




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