今日のビジネス格言は、『ザ・チョイス』(エリヤフ・ゴールドラット著)より、Boz Scaggs の "Lowdown" にのせてお送りします。
「対立というのは、人が矛盾を求めている状態だ」
-- エリヤフ・ゴールドラット
「対立というものは生来のもので避けようがなく、せいぜいできたとしても、その妥協点を探すくらいのこと」と、人は思い込んでいる。
愚かなことに、学問の世界では、みんなその間違いを勧めている。「最適化」などという格好のいい名前を付けて、対立を除去する方法ではなく、「最高の妥協点」を探し出す方法を一生懸命教えている。
ゴールドラットは、「妥協」は必要ない、いや、悪だと言っています。
もし何かうまくいかないことがあるとすれば、それは、どれもだいたい同じ原因に起因していると考える。だいたいその原因は一つ。根本的な原因は、一つだけのことが多い。それから、対象は好ましくない現象だから、その根本的な原因は、受け入れることのできる妥協を持てない対立だと考える。好ましくない状況は、満足のいかない妥協の結果として起こっているって考えるわけだ。
対立に直面した場合、矛盾に直面した時と同じようにすればいい。つまり、前提が違う、どこか根本的な前提が間違っていると考える。もし間違っている前提を見つけることができれば、対立の原因を取り除くことができる。原因を取り除くことで対立はなくなる。
素晴らしい考え方だと思います。ユダヤ人でイスラエル人のゴールドラットは、彼自身のこの考え方で、イスラエルとパレスチナの対立を解決したらよかったのに・・・この問題は例外だったのかな?
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