「インドにいたとき、若い盛りに長い間ひとりで山ごもりをしていたというお坊さんに大勢出会った。身につけるのは腰布ひとつ、持ち物は茶碗ひとつだったそうだよ。だけど、そのひとたちいんなが悟りを開いているとは思えなかったな。
山の中でひとり座禅を組んで、ひたすら瞑想にふけるだけなら誰にだってできるさ。きみを怒らせたり、きみの心に土足で踏み込んできたりする人たちが周りにいないひとりきりの環境なら、一日中ストレスから解放されて楽しく過ごすのは簡単なことだ。でもぼくにとって成長は、現実世界で生きることから生まれる。本当の自分は、人との関わりの中で自分が誰なのか見つけるものだ。ぼくの経験では、他人の中に身をおいてこそ、本当の自分が見えてくる」
―― ロビン・シャーマ
笑い話のようですが、本当にそうだと思います。人と関わることで修行でき、成長できるのです。
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