コヴィーは、”第三の習慣：重要事項を優先する”で、”自己管理の原則”として「大事を小事の犠牲にしてはならない」と言っています。また、「人間は、自覚、想像力、良心、そして自由意志という四つの独特な性質を持っている。第三の習慣、つまり自己管理を可能にしてくれるのは、その決定に沿って行動する力である。周りの環境に作用を及ぼし、自分の描いたビジョンを主体的に実行に移す能力のことである」と言っています。
「成功者たちの共通点は、成功していない人が嫌がることを実行に移す習慣を身につけているということである。彼らにしてみても、必ずしも好きでそれを行っているわけではないが、自らの嫌だという感情をその目的意識の強さに服従させているのだ」
ｂｙE.M.グレー（『成功者の共通点』の著者）
“The successful person has the habit of doing the things failures don’t like to do… They don’t like doing them either necessarily. But their disliking is subordinated to the strength of their purpose.”
大リーグで成功しているイチローは、試合前後のストレッチ運動をどの選手よりも長く毎日欠かさずにやるそうです。だから、故障して休んだりしなくて済むのでしょう。以前、イチローは「ストレッチって退屈じゃないですか？」という質問に、「みんなが退屈だと思うことをそう思わないのがボクの才能かな」というようなことを言っていました。そう、イチローにとってストレッチは、我々が毎日お風呂に入るようなものなんでしょう。
イチローのストレッチを邪魔する川崎（フリー画像より）