接客について ① 感じはいいんだけど・・・ | 六月の虫のブログ

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 先日、冬用のビジネススーツを着ようとしたら、ウエストがきつくて着心地は最悪。なんとか、ウエストが合うスーツを見つけて、出張へ行きました。


 こりゃやばいと思い、昨日、大手紳士服チェーンへスーツを買いに出かけました。


 店頭につるしてあるスーツの肩口には、”SALE”(セール)と書いた赤札が付いていました。でも、それがどういう”SALE”なのかはよく分かりません。


 すると、すぐに女性のスタッフが声をかけてくれました。「スーツを2着欲しいのですけど・・・」と私が言うと、その女性スタッフは私のウエストのサイズを尋ねました。


 「お客様のサイズでしたら、ハンガーにこの黄緑のチップが付いているものがそうです。一度試着してみてください」とのこと。試着して、サイズが合ったので、黄緑のチップの付いたスーツを物色しました。彼女は私に合いそうなスーツを数点選んで見せてくれ、私はその中から2点選んで買うことにしました。この間、5分くらい。買い物に時間をかけたくないので、即決です。


 決めてから、彼女にこの”SALE”はどういう意味なのか尋ねました。すると、彼女は「2着目は定価の半額になるのです。5万円のスーツ2着なので、2点で7万5千円になります」とのこと。私は、いいときに買い物に来たと思いながら、ズボンの採寸を終えました。


 この女性スタッフ、少しシャイだけど感じは悪くない。


 さて、会計です。彼女は「お客様、2着目のスーツは半額ではなく、1万円になるそうです」と私に言いました。


 私は、もちろん、得した気分になりました。でも、この女性スタッフ、”SALE”の中身を全く把握していなかったのです。これって、店にとっては大きな損失です。


 もし、最初から「2着目のスーツは1万円です」と言ってくれていたら、もっと高いスーツを買ったかもしれません。3着目はどうか知りませんが、もしお得なら、3着買うかもしれません。

 

 彼女も”SALE”についてきっちり把握しておく必要があります。その店舗の店長は、スタッフに”SALE”についてきっちり教えておかないとダメですよね。


 接客って、感じがいいだけではダメなんですね。まあ、このような情報の把握は接客以前の問題なのですが・・・。


 もし、逆のケース、スタッフが最初に「2着目のスーツは1万円です」と言っといて、実は「2着目のスーツは半額」だったら、お客さんは怒るでしょう。さっきまでの感じのいい接客は台無しになります。


 当店でも気をつけないと・・・