大学は都会にないとダメ!? [上] | 六月の虫のブログ

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 今日の日経新聞に『学生よ 郊外に来たれ』という記事がありました。


 東京・多摩地区の大学が生徒確保に苦労しているとのことです。多くの学生は都心志向で、通学にお金もかかる東京・多摩地区の大学は人気がないらしい。学生も都会がいいのかなあ。私が住んでいる田舎に比べたら、東京・多摩地区も大都会なんですが・・・。


 先日、発表された世界の大学ランキング。200位以内に入っている日本の大学は、5校(東大、京大、阪大、東工大、そして東北大)。これら5校とも大都市にある大学ですね(私立大学、早稲田大、慶應大が300位以内に入っていないのは意外でした)


 アメリカの上位校は、ほとんどが郊外にあります。逆に大都会の真ん中にある大学のほうが少ないのです。


 首都でもそうですが、アメリカはニューヨークのような商業都市とは別の都市、ワシントンDCを首都にしています。日本は首都も商業の中心も東京、一極集中型です。


 アメリカは、大学も商業都市ではなく学園(教育)都市に作っています。国全体を発展させるのには、いい戦略です。我がイリノイ大学(州立)は1867年に創設されました。当時は、トウモロコシ畑の真ん中だったと思います。今でも学園都市のままですが、人口は20万人くらいになっています。


 東京大学も多摩地区に立地させるべきだったのです。


 発展の分散化、これこそがアメリカの強さの根源だと思います。


 ところで、大学って勉強するところですよね。


 つづく・・・



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          田舎立地のイリノイ大学。