コカ・コーラの思い出 | 六月の虫のブログ

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 私は、寒い今でもほぼ毎日コカコーラ(ダイエット・コーラ)を飲みます。一番のどをうるおしてくれる感じがするのが、コカコーラです。お茶やコーヒー、紅茶では物足りません。


 ところで、現在のサンタクロースのイメージって、コカコーラ社が作ったものって知っていました?


 赤い帽子、黒いブーツにベルトを身に着けた、太った陽気なおじさん。これがサンタクロースのイメージですよね。これはスウェーデン人画家のハッドン・サンドブロムが、世界中ののどの渇いた子供たちにサンタクロースがコカコーラを届けている広告を描くようコカコーラ社に頼まれてできたものです。

 

 サンタクロースの服の色はコカコーラのラベルと同じ色の赤で、コカコーラ社はこの色の特許を取っているのです。


 さて、私のコカコーラにまつわる思い出ですが、二つあります。


 まず最初の思い出は、米国イリノイ大学時代、確かイースターかなんかのちょっと長い休みのときだったと思います。友達は休暇で実家に帰ったりしていて、アパートには私一人。お金が一銭もなくなり、食べ物はもちろん、車のガソリンも買えませんでした。週末で銀行も閉まっています。ATMもまだなかったと思います。もう、お腹ぺこぺこ、何とかならないかと思ってキッチンを見たら、コカコーラのビンの山を発見!


 私はそのビンを持てるだけ持つと、2キロくらいのところにある一番近くのスーパーまで歩きました。全部のビンを持っていくのに三回くらいアパートとスーパーを往復したでしょうか。全部のビンを売ったら、5ドルくらいになったと思います。2ドルでパンとハムを買い、3ドル分車にガソリンを入れました。これで週明けには銀行に行けます。前日、一日、コカコーラと日本から送ってもらっていた塩昆布しか食べていなかった私。そのときに食べたハムサンドが、今まで食べたサンドウィッチの中で一番美味しかった。


 コカコーラ。ビンで飲んどいてよかった・・・。


 そして、もう一つの思い出。これも大学時代、当時の東ドイツ(社会主義国)を訪れたときの話です。地下鉄で西ベルリンから東ベルリンに行きました。入国手続きの後、東ベルリンの街に繰り出しました。私はのどが渇いたので、コカコーラ(缶)をバッグから取り出し歩きながら飲んでいると、子供たちが寄ってきました。私に何か話しかけてきます。一緒にいたオーストリア人の友達に「東洋人が珍しいの?」と聞くと、彼は「それもあるけど、彼らはお前が飲んでいるコカコーラの缶が欲しいのさ」。私はコカコーラを一気に飲み干すと、その缶を一番小さな子に渡しました。その子は大喜び!持っていたボールペンやピンバッジも、子供たちにあげました。


 コカコーラ。缶で飲んどいてよかった・・・。



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サンタとコカコーラ。昔は緑や白の服を着ていて、痩せていたらしい。