十六歳のアメリカ Vol.206 | 六月の虫のブログ

六月の虫のブログ

ブログの説明を入力します。

エピローグ (つづき)


 夕食の時間近づいてきたので、ホテルに戻って着替えてロビーに下りた。私たちは添乗員の先導で、ホテルの直ぐ近くにある夕食を食べる予定のナイトクラブまで歩いた。私はビーチに一緒に行った三人と一年前にサンフランシスコで一緒にいた北海道出身の岩崎さんの女の子グループと同じテーブルに座ることにした。夕食を食べた後、フラダンスのショーが始まった。女性ダンサーの腰の動きとその速さにも驚かされたが、何より驚いたのは彼女たちの外見だ。すごい美人ばかりだ。隣に座っていた相川君がどの子が一番いいか尋ねたので、私は「どの人もスタイルも顔もいい」と答えた。相川君は、私の視線がフラダンスのお姉さんたちに釘付けになっているのを見て、私が彼の質問を誤解していると気づいたようだ。彼は、私に我々のテーブルに座っている女の子の中でどの子が好みなのかを聞きたかったらしい。

 ショーが終わってホテルに戻って着替えると、三田君と一緒に相川君たちの部屋に行った。部屋には岩崎さんをはじめとする女の子四人グループも招待していた。みんなが揃うと冷蔵庫から飲み物を取り出して乾杯した。みんなでアメリカでの思い出を語り合った。この部屋にいる八人は、この一年間、交換留学生として同じような経験をしているということもあり、直ぐに仲良くなった。

 話が盛り上がり、夜が更けてくると、怪しい雰囲気になった。


 つづく・・・



六月の虫のブログ-2011111608590000.jpg


 やっぱり、ハワイに行ったら見ないと・・・。



注意; 『十六歳のアメリカ』は、私の体験を基に書いていますが、フィクションです。