十六歳のアメリカ Vol.161 | 六月の虫のブログ

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ベースボール


三二、勝負はこれから (つづき)


 最終戦が終わり、チーム全員がユニフォームとウインド・ブレーカーを返しに最後に集合したとき、ミスターは記念にと、私に背番号十一の付いたウインド・ブレーカーをプレゼントしてくれた。


 ベースボールというスポーツを通して、新たな友人ができた。また、ベースボール・チームの一員になったことで、非常に多くのことを学ぶことができたように思う。チームワークの重要性、そして何よりもそれらのことを教えてくれる指導者の重要性を学ぶことができた。ミスターと気が合わないということでチームに参加しなかったジョン・マッケナは、完全にミスターを誤解していることが分った。ミスターは身体も大きいが、心はそれ以上に大きな人だ。

 マクナマラ高校の体育館の前にあるトロフィー・ケースには今でも、ディストリクト及びリージョナルの二つのチャンピオンシップを記念したトロフィーが飾られている。そのトロフィーには、選手一人一人の名前が刻んである。


 つづく・・・



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 ワールドシリーズのトロフィーとリング。今日から、これを目指して8チームが競うプレーオフが始まった。個人的には、ワールドシリーズの組み合わせは、タンパベイとフィラデルフィアだと思っています。


 ベースボール・シーズンで一番印象に残っている試合は、やはり初先発のハーシャー高校戦です。ショックを受けると意識が飛んじゃうんですね。それと、チームメイトたちと過ごした楽しい時間。中でも、移動のバスでの『日本とアメリカが戦争になったら・・・』の話は、鮮明に記憶に残っています。

 スポーツは、いいですよ。何でも仲間と一緒に、一つの目標に向かって行動することは楽しいですよね。



注意: 『十六歳のアメリカ』は、私の体験を基に書いていますが、フィクションです。