日米の違い Vol.24 中華料理店 | 六月の虫のブログ

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 アメリカでは、景気が悪くなるとデニーズなどのファミリーレストランの調子も悪くなるが、中華料理店は繁盛するという風に言われていました。理由は、身近なレジャーとして、中華料理店に家族連れで行くからです。確かに、アメリカ人にとって中華料理店は、内装も雰囲気も現実離れしているから近所のディズニーランドという感じなんでしょう。


 さて、本題に戻ります。


 日本の中華料理店って、最近は内装も雰囲気も中華な感じな店も増えてきましたが、味はどうでしょう?


 味は日本風にアレンジされたものが多いです。お米も日本米ですしね。美味しいんでしょうけど、これは中華じゃないよねと思うものが多い。


 これは、イタリアンやフレンチ、韓国の料理にもいえることです。日本のイタリアンや韓国料理も、なんか日本風にアレンジされています。それが日本人に合うからいいのでしょう。


 アメリカのチャイナタウンで広東料理を食べても、香港で広東料理を食べても基本的には変わりません。中国人シェフが、中国でつくるのと同じように料理するのです。原則、その国の国民の嗜好に合わせて料理などしません。だって、中国で食べるものが中華料理でしょ。


 日本人は、”食”への対応力が低いのだと思います。スポーツ選手で、オリンピックに行って一番苦労したのは「食事だ」なんていう奴が多いですもの。


 言葉も含めて、日本人という奴は、つくづくドメスティックな人種ですなぁ。


 まとめると、中華料理、アメリカでは中華料理、日本ではちょっと中華風な日本料理ってことになるのでしょう。



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 アメリカで中華料理を食べに行ったときの楽しみは、量が多いので残りは持ち帰って、次の日に食べること。そして、食べた後に出てくるフォーチュン・クッキーですよね。


 私の海外旅行の楽しみは、地元の人が行くレストランで食事をして、地元の人と交流することです。


 ミュンヘンのビアガーデンに行ったときに、ドイツ人のお年寄りに言われた言葉を思い出しました。


 「次、戦争するときは、イタリア抜きでやろう!」


 これ本当の話です。