アメリカで変化の兆し 老後の生活 [中] | 六月の虫のブログ

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 私が南カリフォルニア(ロサンゼルス郊外)に住んでいたころ、なぜアメリカの年寄りはフロリダがいいのだろうと思っていました。だって、気候なら南カリフォルニアの方が断然いいのですから・・・。夏でもカラッとしていてフロリダのように蒸し暑くない。私が住んでいた海岸沿いだとエアコンも要らない。それに、フロリダのようにハリケーンも来ない。今、考えると理由は簡単だ。それは、生活費が高くつくからだ。


 当時のフロリダは沼地を埋め立てたりして新たな土地を開発していた。ネバダやアリゾナは砂漠を開発した。不動産価格も生活費も、南カリフォルニアに比べて安かったのです。


 今は、それらの州では人口も増えて、不動産価格も上昇し、生活費も高くつくようになった。何より、犯罪も増えてきた。引退後を過ごすのに、魅力が薄れてきたのです。それに、当時の年寄りよりも、今の年寄り(ベビーブーマー)は、趣味も多様化していて、ゴルフ・コミュニティー(のんびり行こうよタイプ)が主流のフロリダ州などは敬遠している。


 変化の兆しの原因として、(1)フロリダ州などの不動産価格や生活費の上昇と(2)趣味の多様化が考えられます。


 次回は、ベビーブーマーたちは、どのような引退後を望んでいるのか。そして、それらを満足できるのは、どこなのか。これらについて書きたいと思います。


 つづく・・・




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 夏でも涼しいレドンドビーチ。コメディ・ハウスやシーフード・レストランがあって、よく遊びに行きました。





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 レドンドビーチで食べるダンジャネス・クラブ(蟹)は、最高に美味しかった。韓国人がやっている魚屋さんで買って、蒸してもらって食べる。もう最高!