十六歳のアメリカ Vol.98 | 六月の虫のブログ

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二七、カーシャウ家へ (つづき)


 注文した『フライド・キャットフィッシュ』が私のテーブルに運ばれてきた。尾頭付きだ。アメリカに来て、尾頭付きの魚を見たのはこのときが初めてだった。キャットフィッシュは、大きな口を開けて黄金色に揚げられていた。私は魚の上にレモンを絞り、フォークで身をとり、タルタルソースをつけて口に入れた。魚に飢えていたせいか、このキャットフィッシュが非常に美味しく感じた。カーシャウさんは、私が魚を美味しそうに食べるのを見たのはそのときが初めてだと言った。ウエイトレスも私がほとんど身を残さずきれいに食べたのを見て、驚いていた。

 家に帰ってから、辞書で『キャットフィッシュ』を引いてみた。そこには、『なまず』と載っていた。


 つづく・・・



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 なまず君、美味しかったよ~。また、機会があったら食べた~い。



注意: 『十六歳のアメリカ』は、私の体験を基に書いていますが、フィクションです。