「情けは、人のためあらず」 アメリカの少年の場合 | 六月の虫のブログ

六月の虫のブログ

ブログの説明を入力します。

 先週のアメリカABCニュースの ”The Person of the Week” (その週で一番注目された人)は、12歳の少年、イアン・マクミラン君でした。彼が何をしたかというと・・・



六月の虫のブログ-2011072411360000.jpg


 イアン君(左端の赤のティーシャツを着た少年)は大リーグの試合を見に来ていて、選手がスタンドに投げ入れようとしたボールを真ん中の5歳くらいの少年と捕ろうとしましたが、二人とも落球。そのボールを拾った係りの人は、手を伸ばした二人のうちイアン君にボールを渡しました。5歳くらいの少年は、がっかりうなだれて席に戻りました。

 すると、最初はもらって喜んでいたイアン君。5歳の少年が落ち込んでいるのを見て、



六月の虫のブログ-2011072411310000.jpg


 イアン君は、5歳くらいの少年に自分がもらったボールをプレゼントしたのです。この様子は一部始終、テレビで放映され視聴者の反響がすごかった。




六月の虫のブログ-2011072411340000.jpg


 これが12歳のイアン君。この後、彼は彼が大ファンの大リーガーからサイン入りバットをもらいました。

 さらに次の日、彼の名前入り、背番号 ”6” 入りのホンモノのユニフォームをもらい、



六月の虫のブログ-2011072411380001.jpg


始球式までさせてもらいました。その後記者会見までして、一夜にしてヒーローになりました。


 イアン君は偉いと思いますが、これが全米の話題になるなんて、今のアメリカは人の心が荒れているのでしょうか?


 でも、とりあえず、「情けは、人のためあらず」を示してくれたイアン君に敬意を表したいと思います。