「今の子供は大変なのよ」 後編 | 六月の虫のブログ

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 今朝、用事で海の近くに行くことになって、家内と娘たちを海岸で降ろしました。用事が済んで迎えに行くと、結構楽しんだらしく娘たちは帰るのが嫌みたい。私は仕事があるので、帰るしかないのですが・・・。牧場に寄って、そこの牛の牛乳で作ったアイスクリームを食べてから帰りました。


 帰りの車の中で、家内が小2の娘に「帰ったら、勉強よ」と言っています。私が「俺が子供の頃は、ずっと遊んでいたのに・・・」と言うと、「今の子供は大変なのよ」とタイトルにした言葉が返ってきました。


我々が子供の頃よりも、今のほうが学歴重視の社会になっているからだということらしい。『「学歴インフレ」って何?』(4月20日のブログ)で書きましたが、今の日本では有名大学を出ていないと、いい職には就けないのかもしれません。


 もし、そうなら、なぜ、超優秀な人が出てこないのだろう。昔は、経営者では松下幸之助や本田宗一郎、科学者では湯川秀樹や朝永振一郎なんかがいた。はたして、今の教育で彼らのような人間が生まれるだろうか?我々が新入社員の頃と今の新入社員、今の奴らの方が優秀だろうか?


 答えが「NO」なら、今の教育には期待できない。より良い社会にするために教育しているはずだ。より良い日本にするために!でも、どうだろう?


 「勉強」は、手段ではあるが、目的ではないはずだ。今の教育は、それが目的になっているようだ。なんか、非常に心配になってきた。


 「勉強」が目的になっているか、どうかを知るには、次の質問をするとよいでしょう。


 「あなたは、何のために勉強しているのですか?」


 答えが、「いい大学にいくため」なら、「勉強」が目的になっています。答えが、「医者になって、小さな子供たちが病気で苦しまないようにします」なら、「勉強」はその目的を達成するための手段だということです。


 さあ、あなたはどっち?