麗かな春の日です
皆さまも、きっと語り尽くせないほど
雛祭りにはブログも更新出来ず
雛人形は納戸の中で今年も出番がなく、
泣いていることでしょう。
今は亡き両親には申し訳けないと
思っているのですが
一応飾り棚から木目込み人形の女の子
を出して飾りました
初節句には段飾りのお雛様の横で
座っている私の写真があるのです。
ちょうど着物を着てこんな感じの
幼女の私が、母に背後から支えられ
てちょこんと座っている写真なのです。
見るたびに、歳を重ねるごとに
両親の愛情を深く感じる私です
私がこれから歩む人生が、
穏やかで幸多きことを願って
祝ってくれた思いを
両親からは注意されることが多々あり、
口答えもしましたが、
親元を離れ、子育てをしてと、
今なら分かるのです
それはいつか子供たちを残して旅立つ
日が来ることを思い、
このわがまま娘の行く末を案じて
色々と伝えておきたいことがたくさん
合ったのだと
ふっと父が口にした言葉に、
我が家にいるうちは甘えていれば
いいのだ、
これから先にどんな苦労が待っている
のか分からないのだからと。
夢みたものは
ひとつの愛
願ったものは
ひとつの幸福
それらはすべてここに
ある と。
立原道造「夢見たものは…」
幸福はささやか暮らしの中にあります。
山の彼方の空の向こうではなく、
あなたの隣に寄り添うように、
そっと息を潜めて。
幸せはふつうの顔をして、
探さなくてもここにいます。
立原道造
皆さまも、きっと語り尽くせないほど
の愛情をご両親から頂いていることと
思うのですが、
里親さんに育てられている子供たちも
増加しているのが、
悲しい現状のようです
親が亡き後、何かの時は
相談相手となり、助け合って生きて
欲しいと云う両親の思いから、
私は三姉妹です。
昔は姉妹喧嘩もしましたが
両親の話や幼い頃の思い出話が
出来るって、嬉しいことですね
両親を亡くして、
本気で私のことを叱ってくれる人が
いなくなってしまったのだと思ったり
もします
愛の反対は
憎しみではなく
無関心です
マザー・テレサ
ここの
木目込み人形はひとつを除いて、
すぐ下の妹が作ったものです。
私も妹から習いました
この様な人形の体の溝に
型紙を取った布地を木目込んだ
お人形です。
衣装は絹織物が多く、使用する布地や
顔でお値段は大分違ってくるようです。
一番下の妹は、
今話題の秋田犬を23年位前に
飼っていました。
写真です。
秋田犬が産まれた家族が、
大切に育ててくれる家に譲りたいと
色々と探していらして、
犬好きな妹夫婦の家族になりました
6ヶ月の時でした
それからは妹はこちらに戻って来ても、
だいちゃんのことが気になり、
長居はしなくなりました
11歳の誕生日を迎えられずに、
癌で亡くなりました
大型犬でしたので、介護はそれはそれ
は大変だったようです。
申し訳けないけれど、
親が亡くなった時より涙が
と私がドーラを飼うようになってから
話してくれました
だいちゃんのお墓まいりに行った時に、
ダンボール箱に入って捨てられていた
仔犬の一匹を家族に迎い入れて、
また犬との生活が始まりました
この頃、昔のように度々手紙も送って
てくれます
昨日、雛祭りの日には、
20年近く前に私が絵手紙を書いて
封筒に入れて送りましたのを、
取って置いてくれて再び私の家の
ポストの中にありました
優しい妹でしょう
(私はすっかり忘れておりました)
もう春ですね〜
小型犬のドーラと毎日お散歩
梅の花も満開です〜
同じ時代を縁あって生きている
人びとが皆、
幸せにならなければ、
本当の幸せとは言えない、と。
ドーラの好きな公園の河津桜も咲い
ていますょ〜
では皆さま、
佳き日々を