母にチケットを購入したことを伝えた後、
気持ちが変わったり、体調を崩したりしないかと
ヒヤヒヤしましたが、
無事に当日を迎えることができました。
演奏前に、プレトークがあるということでしたので、
開演時間前に会場に着きました。
ミューザ川崎のアテンドの方に、席をお尋ねすると
座席まで、丁寧に案内してくださいました。
ナビゲーターの中井美穂さんが、
指揮者の秋山和慶氏やゲスト・ヴォーカルの福井晶一氏に
インタビューをされ、開演への期待が高まります。
演目の前半は、「年代ごとに追う映画音楽~ワーナー100周年に寄せて」と
称してワーナー映画の音楽が続きます。
エルヴィスメドレーやボディガードから「オールウェイズ・ラヴ・ユー」、
「アマデウス」「雨に唄えば」や風と共に去りぬから「タラのテーマ」等
お馴染みの曲です。
その中で「燃えよドラゴン」のメインテーマの演奏がありました。
燃えよドラゴンというと、ブルース・リーの怪鳥音(カンフーの時の
掛け声)ですが、あれっ?オーケストラから聴こえる?
チェロの男性のお見事な再現でした!
会場が盛り上がり、拍手喝采でした。
後半は、ディズニー・メドレーや宇宙旅行と称して
「2001年宇宙の旅」や「未知との遭遇」「宇宙戦艦ヤマト」、
そして、母が楽しみにしていた「スター・ウォーズ」のテーマが
演奏されました。
中井美穂さんの曲毎のコメントは、
映画コラムを持っている方ならではで、
豆知識や曲の背景、解説で曲を更に楽しめることができました。
映画音楽をオーケストラで楽しむことは、
初めてでしたが、オーケストラの素晴らしさを実感しました。
また、会場も満員で、コロナ渦前のように
再び、芸術を楽しむことができるようになったのだと思いました。
帰りは、久しぶりに母と公共交通機関を使って帰宅しました。
母も、体調を崩した後の外出に自信が持てなかったようでしたが、
素晴らしい非日常の時間を持つことができて満足していました。
母からのリクエストがなければ、
会場に足を運ぶきっかけが持てなかったと思います。
私も久しぶりに生の音楽に触れることができ、
心を潤す時間を持つことができました。