ぐっすり眠り
頭がすっきりの水曜日です
昨日、今日とお休みだったのですが
昨日は昼間おでかけするには
あまりにも暑く
今日はあいにくの雨
……ということで
クーとドッグカフェに行けず
2日連続で
コーヒーのみながら
読書~
まだこれ読んでます
なかなか読みはかどらない
この本の中に
長編小説を書く方法のくだりがあり
それを読んでいると
久しぶりに……
本当に久しぶりに大量の翻訳が
したくなりました
そもそも
翻訳者になったのだって
村上春樹さんが好きで
なったようなもんだし
(でも、村上春樹さんの翻訳本は
そこまで好きじゃないんですが)
どうして今
全面的に翻訳を休んで
全く別の仕事をしているか……?
ということを
自分のための記録として
書き留めておこうかな、と思います……
長い話しになるので
興味のない方は
スキップしてくださいね~
ことの発端は2013年で……
2013年は奇妙な年で……
その前年くらいから翻訳の仕事が
どんどん増えていき
見積もり枚数300枚の案件が
年に2本くらいは入るようになった
技術翻訳をやっている方なら
わかると思いますが
工業翻訳(取説、マニュアル)ならまだしも
メディカル(医薬品)の翻訳で
しかも英訳300枚が
いっきに1翻訳者に出ることって
あまりないんですよね
だからまぁ、自分1人に
300枚出してもらえたら
一人前……というか……
クライアントから
十分信頼が得られた証というか……
私もフリーランスになって
10年目にしてようやくそうなり
ホッとひといきつき
これで一生、フリーの翻訳者で
食べていけるな……と。
それが2012年の話で
で、話は最初に戻ります
2013年は奇妙な年で
その年は年明けというか……
春先だったか
2月末くらいに
1000枚の依頼がありまして。
正直、びっくりしました。
メディカルの英訳で
そんな量、初めてだったし
翻訳会社にいたときですら
1000枚を1人の翻訳者に発注するなんてこと
なかったですから
どれくらいのしんどさか
どれくらいの期間かかるのか
まったく検討もつきません。
でも、まぁどんなことをしても
絶対うけますよね。
だって翻訳料を考えたら
その仕事1本うけたら
1年のノルマは達成できるし
その年はもう遊んでいられるんだから
で、受けまして
大騒ぎでオペさん(オペレーター)を
手配し
そこからもう軽く
パニックで
だってその1000枚は絶対に
失敗するわけにはいかない
この1000枚を失敗したら
大量の案件はもう来ないだろ。
だから
それこそシャカリキになって
文字どおり他に
何もせず、何も考えず
必死でその1000枚を仕上げて
納品したのが7月半ば
……本当に心底
疲れました
しばらくは英語みるのもイヤで
肩はガチガチだし、
歯はつねに、浮いてて噛みしめられないし
腕はパソコンやりすぎで
ズキズキするし
目はもう最初から眼精疲労で
目の奥だるいし、ぼやけるし
で、7月なのに
今年はもう仕事を納めようと
で、そのときに今年だったら
もう働かないでいいんだから
秋から始まる専門学校に行けるんじゃないか、と
思い
願書を取り寄せ
提出する用意までしたけど
今から専門学校に行く勇気が出ず
結局、何もしないままフラフラ半年休んでね
そのときすごく後悔したんです
年度初めに1000枚の仕事が出て
半年でノルマを達成できることなんて
もう一生ないかもしれないのに
専門学校に入るなら
今年しかなかったかもしれないのに……って。
半年、仕事を休んで明けた
2014年は深い後悔とともに
始まりました。
去年、学校に入っておけば良かった
結局なにもせずぼんやり休んだだけで
過ぎた半年
……で、2014年
その年もなんと
あろうことか
2月に1100枚が出まして
さらにびっくりです
でもすごくラッキーだと思いました。
英訳1100枚、できない量じゃない
去年1000枚やったんだから
で、それはもう当然受けまして
受けたときに
今年は8月にこれを納品したら
秋から学校に行こう、と
はっきり決めて仕事しました。
一生に何回もないような1000枚が
2年連続して出たことで
これはもう神様が学校に行け、と
言っているような気がしたんで
8月に無事、1100枚を納品しまして
そこでもうしばらくは
翻訳をするのもみるのもイヤになるほど
疲労して
もう一度、翻訳をしたいと
思えないんじゃないか、と
思うほどに
英語というなにもかに
嫌気がさしました。
で、決めていたとおり
9月はゆっくり身体を休め
その年の……2014年の秋から
夜学に行き始め
さらに……
翻訳を休む期間を短くするため
(どんなにイヤでも生活のため翻訳はしないといけないので)
2015年の1月から
昼の学校にも申し込みし
昼も夜も学校に通いまして……
ゆっくりダラダラ学んで
その間、翻訳を休む期間が長くなるより
ぎゅーと濃縮して
技術を身につけてしまい
その分早く翻訳に復帰したかった。
で、現在に至ります
2015年(去年)の翻訳ノルマは
もちろん達成できてないし
2016年だって
翻訳をする余裕はないと思います。
たまに
不安になることもあります
もう一度翻訳業に
もどれるんだろうか……と
なんだったら技術的な面も含めて
翻訳のスピードを取り戻すのは
しばらくかかるかもしれない、と。
だけど……
今やっているように
新しい技術職で一人前になるよりは
はるかに簡単に
翻訳の勘は取り戻せるだろう……と
私自身は
思ってるんですがね~
(周りはけっこう心配してくれてますが)