コロナに掛かって熱が出ているあいだ、
食欲がなくて、
2キロも体重が落ちました。
それをいいことに、ここ数日、
「好きなものを好きなだけ食べる」
というラクをしていました。
普段の自制はどこへやら！
朝に昼に夜に、
ふと目についたものを
なんでもパクパク、口に入れて、
いつだっておなかは満腹。
しあわせですね！
けれども、こうしていると
「自制心」が弱ってきます。
驚いたことに今日、
予算を明らかにオーバーする買いものを
何気なくネットでしている自分に
気づいてビックリ。。
連日、自分を甘やかしてきたツケが
こんなふうに出てこようとは……。
もちろん、ときには
自分を甘やかしてあげるのも
決して悪くないこと。
そう思って
「まぁいいか！」で
済ますこともできますが、
私にとって自制心は
「しあわせな人生」を
維持するのには絶対に
欠かせないものなんですね。
というのも、
30代くらいまでの私は
とにかく自制心がなく、
食べ出したら止まらなくて
10キロ近く太ることがあったり、
お酒を飲むと止まらず、
泥酔して、
みっともない姿をさらしたり、
恋をするとこれまた
気持ちをうまくセーブできず、
会いたい、
そばにいたい、
離れたくない……
子供みたいな駄々をこねて
相手を困らせて、
それで好きな人との関係を
悪化させたり、
フラれてしまったことも多々。。
このように
「欲望のブレーキが利かない」って
しあわせを壊すこと。
そして自分が情けなくなり
自尊心が低下すると
ますます歯止めが利かなくなります。
太る、
肌が荒れる、
生活リズムが乱れる、
性格もすさむ、
借金もかさむ、
愛が壊れる……
自分が壊れる……
もうロクなことはありません。
さんざん嫌な経験をして生きてきました。。
考えてみれば、うちの親も
欲望の歯止めがよく利く人ではありませんでした。
「自制心のお手本」が
近くにないまま大人になるしかなかったのです。
それで苦労したわけですが、
自分で少しずつ「我慢」を覚えていきました。
欲望のブレーキが利き始めると
人生は生きやすくなり、
精神的にも
実生活も
“カオスの沼”から抜け出して
安定した自分を築けるようになりました。
そんな私ですから、
「まぁ、たまには自分に甘くなってもいいか！」
と軽く考えることはできません。
それはまさに命取り。
そのことを私はよく知っているのです。
今、この世界は
どちらかというと
「自分に優しく」
「もっと自分を甘やかしていい」
というフレーズにあふれています。
なぜかというと、
私と違って世間には
子供のころから厳しく
育てられてきたために
自己の欲望をうまく
開放できない人が多いから。
そんな皆さまには
「我慢しなくていいんだよ！」
というメッセージが
確かに間違いなく必要です。
けれども、
もしもあなたが私と同じく、
欲望の歯止めが利かなくなる経験を繰り返しつつ、
そのせいで乱れていく
「破滅的な人生」を知っているなら、
気をつけなければなりません。
あなたに必要なのは
「自分に優しく」とは真逆のメッセージ。
自分の安全を守るために
必要なのは“絶対的な自制”です。
「自分に厳しく」が正解なのです。
つまり、あなたに必要なのは
優しい母親ではなく厳しい父親。
子供はこの二人が揃うことで
健全に育ちます。
甘やかしてくれる母だけでなく
諭してくれる父の力も必要なんですよね。。
なんだか今日はいつもと違う
お話になってしまいましたが、
たぶん、
この話を必要としていた方が
一人や二人はいらっしゃるでしょう。。
それにしても不思議なもの。。
上手く生きていく秘訣を
知らないままで
大人になってしまっても、
不思議なことに私たちは
どこかで必ず
自分に必要なメッセージに
たどり着くことができるようです。
そんな宇宙的な愛に
包まれていることに感謝して
いくつになっても成長できると
信じて生きていきましょうね！！
・゜・。・゜・。・゜・。・゜・。
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