みなさん、こんちには!

 

今日のブログは久々にカメラ散歩編です。

 

悲壮なニュースが増え、緊張感が増してくる日々。。

 

本当なら、多くの人がお花見に湧いていたはずの週末でしょう。

 

さすがに私も、数日前からカメラ散歩は自粛。

 

 

でも、今年は早くから桜を追って、近場をあちこち歩いていました。

 


 

見られるうちに見ておかないと……と焦る心がどこかにあったような気がします。


 

そのせいか、いつもと同じ場所で見る桜も、違うふうに見えるから不思議なもの。


 

ソメイヨシノより早く咲いた山桜や八重桜は、ふだん以上に愛らしくみえます。

 

 


早めに咲いて、早めに葉桜になりゆくカンザクラの姿には哀愁があって、胸が切なく。。


 

 

しだれ桜も、いつもより早かった気がします。

 

気づいたときには、もう花盛りを過ぎていましたが、


それでも美しい姿をちらりと見かけることが叶いました。

 


そしていよいよソメイヨシノの開花。

 

青空に伸びる真っ白な花房の清々しさに心が躍った日。

 

 

ただ、今年はなぜか、開花がね、近くの木々のあいだであまり同調していないように感じられて、それが胸に引っかかるのです。。

 

 

たぶん、心のどこかに現状への「不安」があって、

 

それが物事の「微細な差異」に対する注意深さを私のなかから引き出しているのでしょう。

 

 

つまり、暗闇を歩いていると、不安感のせいで、ただの葉っぱの揺れがなにやら不気味に感じられるのと同じこと。

 

人間って(動物もだけれど)、とてもデリケートな生き物だと思います。。

 

 

ソメイヨシノの開花したのは雪の日でしたね。

 

そこからゆっくり花開きました。

 


 

 

ふと空を見上げると、桜を交えた「3色だんご」状態の木々があったりしました。

 

黄色にピンクに緑。


カラフルでいいですね!

 

 

いっぽう、新宿御苑で今年いちばん心を引かれたのはこちらの桜です。

 

なぜだか分かりませんが、まんなかにカミナリでも落ちたことがあるのかな。。

 


中央の幹の成長が止まっていて、


でも、その代わり、

両腕を大きく広げるような形でサイドの幹が育っていた木です。

 

 

まるで青い空を抱きとめるみたいに咲いている姿がね、なんだかとっても私の心を打つのでした。

 


大丈夫だよー。

 

何か降ってきても受け止めるよー。

 

もし「幸せ」が降ってきたら、

そしたら、分けてあげるからねー。

 

って、

そんなふうに言ってくれている気がした木。

 


そのまえに立っていると心のささくれが鎮まって不思議と気持ちが慰められるのでした。。


 

 

あとはミッドタウンに行った日のこと。

 


曇り空のすきまから差す優しい日没の光に包まれていた桜並木の美しさがね、とても心に残っています。。

 

 

空もピンク。


桜もピンク。

 


道行く人は少なくて。。

 


でも、通りかかった人はここで必ず足を止めて、シャッターを切っていきます。

 


騒ぐ声もなく、


笑い声もなく、

 

でも、そこには桜がいつも通り、しとやかに咲いているのでした。

 

 



すべてのことには始まりがあって、

 

だから必ず、終わりがやってきます。

 

 

 

どうか、1日も早く、

 

世界に平和が戻りますように。。


 

一緒に祈りましょうね。