みなさん、こんばんは。

 

今日は週に一度のペースで連載しているタロットカードのリーディングを極めるシリーズの第6回目のお届けです。

 

 

前回は、タロットを上手に読めるようになるための練習法として、「カードを二枚引いて、その流れを読むやり方」を紹介しました。

 

 

うれしいことに、何人かの方が、これに挑戦していることをアメブロに書いてくださっていて、友人知人からも、「あのシリーズ、楽しみ!」と声をかけてもらえました。

 

 

これはもう、ありがたや。。

 

みなさんの勉強の成果が必ず出るよう、ますます頑張って書いていくつもりです!

 

 

 

ところで、知人からひとつ質問が入りました。

 

「ねぇ、タロットは私も持っていて、たまに引くけど、自分のことだと急に読めなくなるんだよね。なんで?

とのこと。

 

 

「これ、分かる! 私もそう!」

と感じる方、けっこう多いのではないでしょうか?

 

 

タロットには限りませんが、

 

占いって、占星術のチャートでもタロットカードでも手相でも、他人のことだと割りあいスラスラ読めたりして、学ぶのが楽しくなります。

 

ところが肝心の自分の悩みを占い出すと突然、「読めない!」ってなりがちです。。

 

 

どうしてだと思います?

 

 

そう聞くと、帰ってくるのは、

「自分のことだと客観的に見られなくなるから?」

という答えです。

 

 

つまり、好きな人のことを占っているとしたら、どんなカードが出てきても、

「彼は私のことが好きだと出てほしい……」

という主観が入って正しく読めなくなる、という感じですね。

 

 

これは間違いなく、一理あると思います。

 

なんせ「主観」というのは、ものごとにかけるフィルターみたいなもの。

 

これがタロットのリーディングにかかってくる影響は大きいはずです。

 

 

ところで私、以前にね、洋服のカラー診断っていうんでしょうか。

 

「あなたはハッキリした色が似合うウィンタータイプ」

みたいな診断ね、

 

あれを受けたことがあります。

 

 

個人で受けに行ったのではなくて、20人くらいでレッスンを受ける1日教室みたいなところに行ったんですね。

 

 

その日の私、淡いベージュのニットを着ておりました。

 

好きな色だし、自分に似あうと思っていたのです。

 

 

 

ところが!

 

カラー診断の先生が、私の顔にいろんなカラーをあてながら、そこにいる20人近い生徒さんに「どの色がこの人に合うか?」を聞いていくと……

 

全員が全員、

私が来ている淡いベージュは私に似合わないと判断!

 

そして、私が全然好きではない濃厚なピンクの布が私の首元に来ると、みーんなして、目をキラキラさせながら、大きくうなずき始めたではありませんか!

 

 

「ですよね、みなさん! この方、このピンクが一番似合いますね!」

と先生がおっしゃるのを聞いて、私、もうビックリ。

 

 

でもですね、みなさんの表情を見ていると、確かにみんな、「あ、その色、いい!」と直感的に感じられたのが見てとれるんですね。

 

とはいえ、そう言われてみても、肝心の私だけは

「えーーー、この色、私に似合っているの? ホントに? なんか違わない?」

と、猜疑心のかたまりに(笑)

 

 

そうです。これが「主観」です。

 

占いをしてみたときにも、この話の私のような感覚を持つ方はいるはずですよ!

 

たとえば、

「えーーー、Bくんより、Aくんのほうが私と相性がいいってホントに? なんか違わない?」

ってね(笑)

 

 

そしてつまり、タロットカードの結果が読みづらくなるのは、「自分的な予想」がね、最初にあるからなんですね。

 

「彼は私のことが好きだという結果が出てほしい……」

と願うのはもちろんですが、

 

「ケンカ中だし、きっと今の彼、私に怒っているはず」

と思ってカードを引いたというのに、

「彼は今、あなたに夢中」

みたいな結果が出てきて、

 

それで

「えーーー、ホントに? なんか違わない?」となるわけです。

 

 

いえいえ、訂正しましょう。

 

正確には、違います。

 

彼とケンカして、タロットを引いてみたときに、あなたが初心者だったらカードの内容から、「彼は今、あなたに夢中」という結果を読み解くのは難しいと思います。

 

 

「うーん、なんとなく、いい感じのカードが出ているけど読めない。。どう読めばいいんだろう……」

みたいになるでしょう。

 

主観的な想定があるため、どう読めばいいかに迷い、「彼は私に夢中」とは読めなくなってしまうんですね。

 

 

その結果、「タロットは難しい……」と感じて、学ぶのを止めてしまったりします。

 

でも、コレもったいないです!

 

 

だってだって、

もしも主観を入れずにね、

「おや? 彼は私に今も夢中と出てきたぞ!」と、ちゃんと読めたなら、

 

後日になって

彼から連絡が来て、

 

ケンカを仲直りをしたあとで、

 

「ずっとさ、おまえのこと考えてたんだよ、実は」

 

なんて彼から言われたときに

 

「ひぃーーー、やっぱり、あのときのタロット、当たってたーーー!!」

となり、

ますますタロットを読むのが面白くなるはずだからです。

 

 

 

それでですね、

 

このシリーズで紹介している「タロットの二枚引きを極める」というやり方では、

 

自分のことを具体的に占うのではなく、

 

毎回、適当にカードを引いてから、

「これが、友達の転職の悩みを占って出てきた場合は……」

というように、

「仮定の悩み」を読み解く練習をするんですね。

 

 

※詳しくは前回の記事をこちらからご覧ください

「タロットの二枚引きでリーディングを極めましょう!」

 

 

実は、この練習は、「主観を捨てる練習」でもあるんですよ。

 

 

初心者のうちは

自分の恋の悩みを占うとか、

大事な友達の仕事のことを占うとか、

 

そういうのはどうしても主観が入ります。

 

 

リーディングの基礎がしっかりできるようになれば、こうしたことも読めるようになります。

その方法も今後、お伝えしていきますが、最初はまず主観を入れずに読む練習を積んでみてほしいのです!

 

 

 

というのも、

さっきのカラー診断のお話の続きですが、

 

私がその場のみなさんと先生からショックな診断を受けたあとのこと。

 

今度は私が他の生徒さんの似合うカラーを見ていく番になりました。

 

そうすると、主観が入らないから分かる、分かる!

 

 

「あ、確かにこの人は、濃いピンクより淡いピンクが似合う!」

とか

 

「こっちの人は、渋めのカラーが似合うんだ! 一目瞭然!」

とか、

 

先生のおっしゃることがスパスパ理解できるんですね。

 

 

で、そうやって、多くの事例を見たあとに自分が似合うと言われたウィンターカラーをあててみるとね、

 

「うーん、さっきは全然合わない気がしたけど、さっきの私と同じタイプの人、濃いピンク、ステキだったな。。……私も、あんなふうに素敵に見えるのかな? だったら、今度、この色、買ってみる?!」

 

みたいな感じで、

だんだんと納得がいくようになっていくから不思議です。

 

 

 

これね、タロットでも起こりますよ。

 

いろんなパターンを主観抜きに占い続けていると、

自分のことを占っているときに出てきたカードも、

 

「あっ、これって、ケンカ中ではあるけれど実はお互い想い合っているパターンのときによく出るヤツ! ということは私の恋も大丈夫そう!」

っていう感じで読めるようになってくるのです。

 

 

なので、ぜひぜひ、二枚引きを極める練習、続けてくださいねビックリマーク

 

 

今日も長くなりましたが、

次回は「練習が飽きないための秘訣」や「上手なリーディングの実例」などをお伝えしようと思っています。

 

どうぞお楽しみにウインク