今週は、天気のよかった月曜の午後、カメラ片手の散歩をしに、「京王フローラルガーデン」に向かいました。
そこで淡い薄紫のかわいい花を撮っていたときのこと。
ひらりひらりと小さな蝶が飛んできて、目の前の花にピタッと止まってくれました。
「おや、珍しい! シャッターチャンス!」
と、急いでファインダーを覗いてみたら……
つぶらな瞳がハッキリ見えます。
「えへへ、可愛いでしょ」と言わんばかりの蝶さんに向けて、バシャバシャと張り切ってシャッターを切り続けていた私。
そうしたら、何やら、ひらひら、視界の隅に入ってくるものが。
もっとずっと大きい蝶々が、いつの間にか、すぐ近くを飛んでいたのです。
その様子は私を誘っているみたい。
「ねぇねぇ、そこの蝶を撮っているあなた。
その子はそろそろいいから、今度は私を撮ったらどう?
ほらね、私も綺麗でしょ?」
と、そんなふうに言われている気がする飛び方をするのです。
どんな飛び方だったかというと……
私の肩のすぐ近くを軽くかすめたかと思うと、スーッと遠くへ。
ああ……と思っていたら、また近づいてきて、
そして花に止まりかけて、すぐ飛び立って、
だけどまた、目の前の花に戻ってくる……
そんな感じで私の目はいつの間にか、その蝶をずっと追ってしまっています。
この蝶、なんて誘い上手なんだろう。。
つかず、離れず、
手に入りそうで、入らなそうで。
好かれている気もするし、
気のせいのような気もするし、
だけどやっぱり、私を誘っているよね?
そんなふうに感じさせる飛翔テク。
そして、その美しさを見せつけるような着地とポーズ。
うーん、すごいなぁと、ひとりで感心しておりました。
蝶々たちに恋愛講座を開いてもらってもいいんじゃないかと、本当に思うくらいに
この日はなせだが蝶に好かれて、
このあと、別の花を撮っているところにも、別の蝶が現れました。
花から花へ。
軽々と飛び、止まり、また飛んで。。
……そんな蝶たちに惑わされて、夢見ごこちになれた午後でした。
では、皆さま、引き続き、素敵な週末をお過ごしくださいね。
おやすみなさい