久しぶりにカメラを持って出かけたら、そこかしこに、春が芽生えていました。

 

 

空に向かって伸びる梅。

 

しばらく見ないうちに、こんなに咲いていたとは。。

 

 

まだまだツボミも多いです。

 

でも、いまにも、ポンっと咲きそうに膨らんだつぼみ。

 

蓄えてきたエネルギーが爆発する寸前の強いオーラを、どの枝も纏っていました。

 

 

早春の庭を飾るアセビも、こっそりと咲いていて。

 

 

早咲きの桜も、続々と開き始めていました。

 

 

そして、こうした春の到来を、大喜びで迎えている生き物も見つけました。

 

寒桜の花の蜜をむさぼるように吸っていたメジロさんです。

 

 

なにやら、カメラのシャッター音がやたら聞こえてくるので、近づいてみると、

「可愛い!」、「あそこ、あそこ!」と、先着のみなさんの声が。

 

目を凝らすと、一羽のメジロが花から花へ飛び移り、まさに「一心不乱」という様子で蜜を吸っていたのでした。

 

あら、しまった。

家を出るとき、カメラバックに入っていた望遠レンズを見て、
「今日はコレ、いらないね。重いしね……」と置き去りにしたばかり。

 

持ってくれば、もっとアップで撮れたのに……と思っても、後の祭り。。

 

 

でも、甘い蜜を元気いっぱい楽しむメジロさんを見られただけで幸いかな。

 

 

あとひと月もすれば私たちもまた桜の下で、ごちそうをついばんでいるはず。。

 

少しずつ、本格的な春が近づいていることを、この目に感じた土曜の午後でした。