毎週、土曜日は、私が監修するコンテンツで続けている「お悩み相談コーナー」の過去アーカイブから一部を抜粋してご紹介しています。
本日は、自分以外の女性ともつき合いがあると分かっている彼と中途半端な三角関係を続けている苦痛を抱えた方からいただいたご相談への回答からの抜粋です。
いただいたメールには、
今の私と彼は体の関係だけで、彼には半同棲している、一回りも年上の女性がいます。
それに彼は今、遠い故郷に戻るかどうか迷っているようです。
完全に関係を断つべきだとは思っても、望みも捨てきれず。
気持ちだけが強くなって耐えられないほど苦しくて仕方ありません。
何度か彼から離れましたが、結局はお互い元に戻って関係を続けてしまいます。
彼との未来があるのか、それとも今のうちに断ち切るべきか、前に踏み出せるきっかけがほしいです。
……という苦境を綴ってくださっていました。
私以外の女性がいるのは分かっていても彼が好き。体の関係を続けてしまっています。この状況が辛すぎて……
2014年10月掲載
望みを捨てきれない恋に苦しんでいらっしゃるメール、しっかり読ませていただきました。
こういう中途半端な関係は辛いですね。
「もしかすると……」と思う気持ちが、〇〇さんの足を留めているのかもしれません。
でも、それ以上に、彼とはもっと深く分かり合えるような気がして、その予感のようなものが、〇〇さんの決意を鈍らせているのではないかと思います。
というのも、お二人の生年月日を見ると、「情緒」という点での結びつきが強いことが分かるからです。
ただ、この「情緒」というのはクセ者です。
自分でもコントロールがうまくできない感情的な部分に属するものなんです。
心の奥から自然と湧いてくるもの。それが情緒です。
この部分の結びつきが強いお二人のあいだには、言葉にならない魂の交流が常にあると思います。どちらかの気分が相手に伝染しやすかったりもすると思います。
だからこそ、離れがたさがお互いから生まれてくるのでしょう。
でもね、二人の相性を見ると、それぞれの「意志的な部分」には大きな違いがありそうなんです。
彼はですね、「損をしないこと」を選択していこうとする傾向がある人です。
合理的に、効率的に、自分にとってメリットになることを追い求めることに意識を向けています。
いっぽうの〇〇さんは、即得抜きに物事を見ようとする傾向があるかと思うのです。
つまり、〇〇さんは「お互い、好きなら障害が多くてもなんとかなるはず」と考えます。
でも、彼のほうは「わざわざ障害のある恋を選んで損をすることはない」と考えるわけです。
もしも天から、彼の価値観を揺り動かす“一撃”が与えられれば、〇〇さんとの関係も変わってくる可能性があります。
たとえば、仕事で大きな危機を迎えるなど、自分のアイデンティティが揺らぐ出来事があれば、彼は自分自身の生き方、あり方、人のつき合い方を見直し始めるでしょう。
そこで、カードを引いてみましたが、彼にとっての転機が来るのは、まだ先のこと。
少なくとも今年のうちは、アイデンティティに関わるような問題は発生しそうにありません。
私としては、いったん彼を拒否するのがいいように思われるのですが、いかがでしょうか?
それによって、少しは彼の心に変化が生まれるかもしれませんからね。
相手の心を動かすためには、自分の心を変えることも必要です。
〇〇さんに今、できるのは、「私は彼から離れられない……」という自分に対する“呪い”を解いてあげることかもしれません。
「いつだって私は彼から離れられる」と、口に出して言ってみてください。
言葉には暗示の力がありますから、これを繰り返すことで、本当にそういう気持ちになってくると思います。
求められるまま、体だけの関係を続けている状況を変えるためのパワーが湧いてくるはずです。
〇〇さんの態度に何かしらの変化が起これば、彼の心は衝撃を受けるかもしれませんよ。
ただ、そのためにはね、「私が離れていけば、それでおしまいかもしれない……」という恐れを乗り越えてくださいね。
そんなことはありません。あなたを失いそうになって始めて、彼の心は「損得抜きの感情」と向き合うようになる可能性があるです。
苦しくて仕方のない日々を終わらせるのは、まず、〇〇さん自身のうちにある「強さ」をかき集め、「今の流れ」を変えること――そこに救いがあるように思えて、このお返事を書きました。
〇〇さんがこの苦境を乗り越えていくことを祈っています。
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