ピエロが西を向く!! -6ページ目

ピエロが西を向く!!

世田谷区経堂「しゅとカフェ」のオーナーシェフ。

「お客さーん!!!着きましたよ〜〜!起きてくださーい!」

「あ、は、はい…」

そーか。フェリーに乗ってたんだ。
周りを見渡すと誰もいない。やばやば。
急いで荷物をまとめて自転車を取りにいき、大分に上陸!!
時間は午前3時前。
まだ外は暗い。
まだ眠気があるので、フェリー乗り場の待合室でベンチに座りながら仮眠。

あたりが明るくなりだしたので、さて出発。
今日は竹田まで50キロちょいの最終日。
多少登りはあるけど、距離が短いので大丈夫だろう。
ファミレスで朝食をとりスタート。

ゆったりとした登り坂。
慌てずに国道57号線をゆっくりと登ってく。
そして、10時過ぎにとうとう。  
「ただいまーっ!」


とーちゃーっく!!!

まぁ最終日が楽だったのでそれほど疲れてはいないけど、やっと着いたゼィ!!
裏の公園で寝袋やらを干して、体を水であらい、ついでにバリカンで頭を刈る。
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母屋に荷物を置いてひと段落すると、さっそくお仕事が。
「これ運んで!」
「ここに行って!」
「皿を洗って!」
まだ従兄弟は誰も着いておらず、僕が最年少。
しょーがない。パシリである。
ちょっと早く着きすぎたかも。

こりゃ明日は「一旦逃げる」
しかないな。

そーだ。明日は熊本に行って友達に会いに行こ。

とりあえず、無事に大分竹田市に着きました。
みなさんありがと。

僕の好きな四文字熟語
「細身巨乳」

いやいや、今カンケーないし。



僕の好きな文章

「大切なことは、出発することだった。」







朝には雨が止み陽が射してた。 
濡れた寝袋を干し出発の準備。
今日は天気がいいね。
しまなみ海道はこんな感じ。




この橋を渡ると今治である。
晴れるともちろん暑いんだけど晴れなきゃ景色が良くないからね。最後に晴れてよかった。
にしても日射しが強い。サイクリストには暑すぎる。少しは忖度してもらえないだろうか。
スポーツドリンクを飲んでるとヨロけて看板に寄りかかってしまう。
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へぇ。大学建ててるんだぁ〜〜。へぇ〜〜。

いやいや、通り道じゃないんだよ。わざわざ坂を登ってみっけたの。ダンプガンガン入って工事ガンガン進んでた。近くのお好み焼きのおばちゃんは、はやく大学出来てほしいと切望してたよ。色々あるのね。

さて、ネタはいいから今日は松山市へ向かうのだ。
少し遠回りして海沿いの平坦な道を選ぶか、ナビ通り峠を越えるルートを行くか迷うところだが、ここは男らしく峠越えで!
傾斜はそれほどでもないが、とにかく暑いので氷水をかぶりながら登って行く。

左手に気持ちのよい沢を見つけたので、ちょいと寄り道してダイブ!
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この写真、かれこれ4回くらい撮り直してます。
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いやぁ気もち良かった。

ずぶ濡れのままさらに山道を登っていくとダムに着く。「ダムカードあり〼」という張り紙がしてあったのでもらいにいく。
噂のダムカードゲット。
(全然集めてないけど。)
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ここからは道後温泉への下り坂。
一気に降っていって到着。
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さっそく道後温泉で入浴。
なんかプランが3つくらいあって1番安いのは¥400くらいで入浴のみ。んで¥800くらいのプランが入浴➕休憩所利用可能。お菓子付き。1番高いプランはよくみてなかったからわからん。

せっかくだから休憩所利用可能のやつを利用しようかと思ったんだけど、かなり待つらしいので入浴のみのプランで。


館内は趣がありいい感じだが、まぁ脱衣所や風呂は普通の銭湯って感じかな。湯船はけっこう深くて泳ぎたくなる。ちょうど僕がお湯に浸かってる時は1人だったので、一発ケノビをぶちかましてやる。
夏目漱石の坊っちゃんの主人公が泳いで注意されたことにあやかって
「坊っちゃん、泳ぐべからず」という札が貼ってるけどね。
(オッちゃん、泳いでやった。)

道後温泉本館はもうすぐ大規模な工事に入るみたいよ。なので早めに行ったほうがいいかも。
お風呂から出て少し街をフラつく。
とても小規模な街なようで、夜も綺麗だろうなぁって感じ。
今日の寝床はここでもいいな。

まだ時間は昼なので、せっかくだから松山市内の方にも向かってみる。道後温泉からすぐかと思いきや意外とある。
とりあえず駅の方に行けばいいのかと思ったら駅前はとても閑散としていていた。
ちょっと戻り、松山城の方へ向かう。
「かっちょえー!!!」
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山の上に建つ城。
ほぉ。なんかいいなぁ。
司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読んでいたので、資料館にも行きたかったのだが、兎にも角にもスマホの充電とバッテリーの充電がほぼゼロの状態。とりあえず洒落てるカフェに入って冷房に凍えながら2時間ほど粘る。

外に出てさて、そろそろ野宿の場所を考えようかなぁと思ってたんだけど、なぜかその時「あっこのまま今日中に大分に渡っちゃおうかなぁ」なんて思ってしまったのだ。
時間は18時。距離は60キロ。
普通なら行かないんだけど、なぜかこの時安易にそんなこと考えてしまった。

まだ明るかったし海沿いの道をひたすら走り出す。
夕飯を食べてなかったので国道沿いの回転寿司に入り、準備万端。
外に出るとちょっと薄暗い。
でもまぁ大丈夫だろうと思ったのが間違いだったかもなぁ。
日が沈むとあたりは暗くなりまったく見えない。
慌ててライトを取り付けて進むが、まったく頼りない。さっきまで少し眠気があったのだが、そんなのは完全に吹っ飛び、集中して漕ぐ。

変な障害物に乗り上げないよう道路を注視しつつ、頭上の枝なんかにもぶつからないようにしなきゃならない。
車道に出たいのだけれどもどうも危険だ。多分すぐ右手は海なんだろう。湿気がすごい。海からは霧も立ち込める。
なんだか、そう怖いんだ。

コンビニなんかも全然ないし、灯りもない。
後ろから来る車に追突されないように、ヘッドライトを後ろに取り付ける。

まぁそれでもなんとか3時間くらいかけて八幡浜のフェリー乗り場に到着。

いやぁ怖かったぁ。
23:50発の切符を買って、コーラを飲んで一息。
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自転車の人は一足先に乗船。
寝床を確保して、船内のカップラーメン食べたらもう睡魔…

出航するまでに寝てしまった…
とりあえず四国脱出。
そして、3時間後には九州上陸の…は…ず…zzzz









2人が帰ったあとも僕はもう少し寝続け、7:30頃ノソノソと寝袋から這い出て支度をする。

さてと、どーっすっか?
どーっすっかってのはどっちのルートをとるか迷ってるのだ。
このまま本州を西に進み、下関から門司に渡り南下して大分に入るか、しまなみ海道といって尾道から愛媛の今治へいくつかの島を巡りながら四国へ渡り、愛媛の八幡浜からフェリーで臼杵に渡り、ゴールの竹田へ向かうかと。

ふーむ、駅前のミスドでドーナツとコーヒーを飲みながら考える。

どっちのルートも行ったことあるんだけど、しまなみ海道にいたっては逆ルートなんだよね。
今治へ渡って道後温泉に向かうのも魅力なんだよなぁ。

距離も近いしなぁ〜

山口長いしなぁ〜

よしっ、しまなみ海道から行こう!!
臨機応変ってやつである。

尾道もゆっくり回りたいところだけど、いつかゆっくりと回ろう。

進路を東に向け、橋に向かって走る。
今治ICまでは全長59キロの橋になる。
自動車有料道路なのだけど、自転車は無料。
ただしだ。主に6つの島を繋いでいるわけなんだけど、自転車道は必ず島に降りなくちゃならなくなってるのだ。つまり橋で海を渡ったらインター島に降りて、島を半周回り、また橋の高さまで登って海を渡るってこと。
んでもって島もずーっと海沿いを走るわけではなく、峠を越えたりもするからかなりの獲得標高になるのだ。

6年前に今治から尾道に走った時はエラい疲れた覚えがある。
だけど、よく考えたらそんなに急ぐこともなく、ゆっくり刻んでいっても十分12日のリミットはクリア出来そうである。

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ゆっくりとね。


いつから言われたのか知らないけど今やしまなみ海道はサイクリストの聖地とか言われるようになっており、そりゃサイクリストがたくさんいる。
でも不思議と年配の方と親子連れと外国人の方が多い印象。
レンタサイクルや自分のバイクと様々だけど、旅っぽい人は今のところ見かけていない。

ていうかこの旅初めてからほとんど会ってないんじゃないかなぁ〜。

途中、海水浴場を見つけたのでゴーグルを買ってひと泳ぎ。
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そしたら豪雨。
今日の天気は下り坂のよう。
橋の上からの景色は晴れた日が最高なんだよなぁ。
やっぱり今日はどこかで一泊しよかな。

サイクリストの聖地碑みたいなとこに来た。
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ここでお昼を食べてちょっとだけ昼寝。

もう少し進みたかったので伯方島へ向かう。
伯方の塩の伯方島ね。
うん。野宿にいい場所はみっけた。
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足のサンダル焼けもなかなかのもの。


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ここのビーチ通ったことはあるだろうが来たことはないんだけど、妙に知ってる気がする。
隣にはイルカを囲ってるスペースがあり料金を払うとイルカと一緒に泳げるらしい。

そうか。和歌山のビーチに似てるんだ。
あの時も隣にイルカの海があって、たまーに「ピィー」っていうイルカの鳴き声が聞こえるんだ。

気持ちのいい砂浜なんだけど、気になるのが天気。
雨が降らないうちにちょっと峠を越えてお好み焼きを食べにいく。
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たんぽぽっていうお店だったんだけど、めちゃくちゃ美味いの!牛スジとコンニャクとネギが入っててさぁ。

ビーチに戻り寝る支度をしてると、雨がチラついてきた。
ダメか。
場所を移動し、シュラフカバーにくるまり寝る。

夜中に暑くて目が覚めてシュラフカバーを脱いだんだけど、また強い雨。

滅入る。

雨の野宿はホントに滅入るんだぁ。

俺なにやってんだろ〜とか
俺これでいいのかなぁ〜とかさぁ

少しネガティヴになっちゃうんだ。

明日は晴れるといいな。