ピエロが西を向く!! -28ページ目

ピエロが西を向く!!

世田谷区経堂「しゅとカフェ」のオーナーシェフ。

朝早くに病院に行く。
病室にいくといるはずの弟がいない。
婆ちゃんは起きていて、なんだか気分が良さそうだ。

家族待機所の扉を開けると、毛布にくるまってる弟がいた。
「おい、婆ちゃん起きてて、気分良さそうだぞ!」
「あ、ああ…」

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昼頃、叔母さんがやってきて交代。

久しぶりの帰省の謙介を連れて竹田観光をする。

一度竹田に戻り、昨日僕が走ったコースをゆっくりと周る。
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岡城まで歩くとなかなかの距離。
昨日ほど天気は良くないというか、すこし小雨が舞いだすが、それでも岡城はいい景色だ。
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坂の上の雲でも出てきた広瀬武夫を祀った広瀬神社に寄りながら、武家屋敷通りを通ったりね。
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そうだ、ご先祖様の墓参りに行こうと車で寺に行き、二人で手を合わせにいく。

家に戻ると、夕飯の用意がされていて、宴会の始まり。

年を越すちょっと前からみんなで鐘を突きに出掛けた。
叔父さん二人はすっかり出来上がってる。

「おい、ようすけ!ここの正月はいいだろ?
え?こういう田舎の正月もいいだろ?」

「いやぁ、いいすねぇ!雰囲気がいいすねぇー」

鐘をつく頃に新年を迎えた。

暖冬の新年。
そんなに寒くないが、やっぱり冬の夜空は星が眩しい。

「あけましておめでとうございまーす!!」

みんな鐘を突き終えると、
「よし!もう2軒寺を周るぞ!」

めんどくせーなあーと思いながらも、
「行きましょうー!!」

と歩を進めると叔父が階段を踏み外して転ぶ。
初転びである。

ったく呑みすぎなのだ。

「叔父さん大丈夫すかぁ?」
「おい、ようすけ!いい雰囲気だろぉ?
こういうところの正月もいいだろぉ?」
「いいっすねぇ~」

2軒目の寺に行く途中でこのやりとり5回。

2軒目の寺から3軒目の寺に行く途中でまた5回。
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「叔父さん、ここの正月はいい雰囲気っすねぇー!!」

「おっ?だろぉ?
そうなんだよ。いいもんなんだよ…」
逆に僕から言ってみるとこのやりとりは終了した。

いや、でもほんとにいいもんなのだ。
ライトがないと歩けないほど暗い道。
いや、ライトがなければないで月明かりで歩く道。

通り過ぎる人に
「おめでとー!」
と言う正月。

だよなぁ…
いいもんだよなぁ…

酔った叔父の横顔をチラッと見てみると、満面の笑みがあったんだ。
自慢の街なのだ。

竹田の実家は父親の生家で、僕は暮らしたことはない。本籍はここ竹田にあるのだけれども、小さい頃から夏休みに家族で帰ってくるくらいの馴染みである。

何年か前に自転車で沖縄を目指す旅のときに立ち寄って、その時にウロウロしたのだがなかなか面白い街だと知ったのだ。

今日は少し空いてる時間があったので、ランニングがてら散策に出る。

と思ったら今回履いてきたのはブーツ。
これじゃ走れない。
なので、向かいの靴屋で¥1000の運動靴を購入。
いいっしょ?
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裏にある十六羅漢をあがると細い山道にでる。
なかなかのトレイルラン。
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ここから街を囲むようにある山道を軽く走る。
滝廉太郎の曲で有名な岡城址まで3キロほどの小径。
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すぐ下には僕の爺ちゃんが教壇に立っていた竹田高校。
グラウンドには生徒達が野球をやっている。
迷い込んだ僕がグラウンドを通り過ぎようとすると、
「こんにちは!!」と声をかけられる。
「こんにちは!!すいません、横切ってもかまわないですかぁ?」
「あっどうぞ!!」
「あっじゃあ失礼します!!」

ベンチ横を通ると生徒が皆立って
「こんにちは!!」
「あっいやいや、どーもどーも…」

田舎にくると学生がみんな挨拶してくるんだぁ。
そういう時になんだか少し恥ずかしくなるんだよなぁ。
で、旅を続けてると次第に僕も挨拶をするようになるんだけど、東京に戻るとまた次第に挨拶しなくなるんだよなぁ。

なんて思いながら駅の方に向かう。
弟の謙介がもうすぐ到着するようなので、迎えに行く。
あいつは来るのは久しぶりだろうだからなぁ。
まぁみんな結婚して、時間があるのは僕くらいなのだ。

親戚の叔父さんや叔母さんに
「あんたぐらいはそうやって独り身で自由でいるのも、それはそれで勝手がいいからいいかもなぁ~」

だって。

駅の近くに温泉があって、その玄関先に無料の足湯があるので、それに浸かって弟の来る電車を待つ。
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足を拭いて駅に向かう。
駅前の噴水広場で腰掛けてまってると、弟がやってきた。
「おー、お疲れ!お前久しぶりだろ?覚えてるかぁ?」
「いやぁ久しぶりだよー。覚えてるかなぁ…
あれ?兄ちゃんそれが足湯?」
噴水のことを言ってるようだ。
「あーそうだよ。今度お前もやってみるといいよ。」

めんどくさいから、ただの冷たい水を足湯だということにしておいた。

弟を母屋に連れてみんなに挨拶してから、さっそく病院に行くことにした。
途中、ラーメン屋でご飯を食べ、昨日行った長湯温泉に立ち寄り婆ちゃんの病院へ。

今日は弟が病院に泊まることになってる。
誰が病院に泊まるかはどう決められてるのかは定かではないが、その日になんとなく決まる。

今のところ僕は泊まり要員には任命されてない。

婆ちゃんのことは弟に任せて僕は山を降りて母屋に行く。
着くと夕飯の用意がされていた。
さっき食べたばかりだけど、出されたものは食べなくちゃいけないと僕は思ってるので、フツーにたいらげる。

気づき始めてはいるのだが、なんだか肥った気がする。
でもいいや。
東京帰ったらまた食べない日が続くし。

今年もあと2日。

謙介。あれは足湯じゃないんだよ。ウププ


朝起きて、叔父さんに連れられ病院へ行く。
ここから車で30分くらいの山あいにある病院。

車を走らせているとのどかな田舎風景。
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先には久住山、大船山などの九重連峰が広がる。

病院で昨夜泊まっていた妹と会う。
ベッドの上の婆ちゃんにも会う。
言葉をかけるがなんとなく反応はあるものの僕だとわかっているか…という状態。
でも思ったより顔色も良く、数値も改善してきて峠は越えたとのこと。

みんなで温泉に行く。
先日、朝日新聞でもう一度行ってみたい温泉にランクインされていた長湯温泉へ。
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こりや気持ちいい~!!

病院に戻り婆ちゃんのそばにしばし。

竹田に戻ると夕飯の用意が。
昨夜までお茶が用意されてた食卓にはなぜかお酒のご用意が。

昨夜叔父達に「婆ちゃんがこういう状態にだから、今年は禁酒だからな!」
と言ってたのに…笑

快気前祝いということで盛大に宴会。
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いやはや、楽しいわ。