終わったのだ。 | ピエロが西を向く!!

ピエロが西を向く!!

世田谷区経堂「しゅとカフェ」のオーナーシェフ。

鴨川の水の流れにしばし見とれ、旅の余韻に浸る。

さあて!行きますか!

腰を上げて調べておいた銭湯にむかう。

京都は銭湯が多い。
ここ三条大橋の周辺だけでもいくつもある。

服を脱ぐと首と手、脚の黒さに驚く。
昨日今日の日差しのせいだ。
旅の勲章だ。

少し熱めの湯に浸かるとヒリヒリとしみる。
「おおぅっと…」
効くぜ、だけどキモチぃーぜぃ。

銭湯から出てキャリアに荷物をくくりつけ、動き出すと、ガリガリガリガリッ!!
という音とともにキャリアが崩壊。

嘘だろ?
役目を終えたとでもいうのだろうか?見事に車輪が外れよく見るとタイヤのゴムも擦り切れて破れている。

いやぁ考えてみたらこいつは2日目から一緒にいたからなぁ。450キロは動いたわけだ。
おつかれさん。
銭湯の番台のおじさんにわけを捨ててもらうよう言うと快く受け取ってくれた。ありがたい。

長~い距離を歩いていると距離感が少しズレてるのか、京都駅まで歩いてしまう。
一時間半。
また、汗をかいちゃう。

これから高校時代、大学時代は共同生活、卒業後はバンドのメンバーという荒木と大阪で待ち合わせ。
今は兵庫県に住んでいる。
農業を始めようと試行錯誤してるやつ。

大阪のホームで待ち合わせ、そのまま荒木の家に行く。会うのは久しぶりっちゃ久しぶりなんだけど、特に感動の再会でもなく、
「うぃーっす。悪りぃなぁ。」

家では奥さんがカレーを用意してくれて、刺身や枝豆をツマミに乾杯。
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旅の話や農業の話なんかしてると眠くなってきた。

荒木より早く眠たくなるなんて信じられないんだけど、今日は寝かせてもらう。

用意された和室の部屋で横になると、布団も敷かずに睡魔が……


ビールの酔いもあって目を閉じると目が回る。

「そっかぁ~終わったんだなぁ~。」

隣の部屋から荒木がなにやら話しかけてくるが、僕は返事をする前にどーやら寝てしまうのだった。