「三味線」というのは麻雀の中で言うなれば反則行為である。
ある日、会社の先輩と麻雀をした際、その人は「あぁコレが来ればなぁ」と言って牌を切った。
明らかに国士無双の河。下家の私は暗刻の北を1枚切ってピンフのイーシャンテンに構えた。
すると「出たぁ!コークシー、32000!」
極めて悪質な三味線であった。納得がいかない私は「きったねぇなぁ。」と文句を言った。
先輩は「なんで?オレが言ったコレがソレなんだよ。」と北を指さす。
それ以来、その人と麻雀をすることはなくなった。
プロの世界ではもっとシビヤ。
これが三味線なの?と思われる対局があった。
いろいろ考えさせられるのだが、牌の打ち方が少し強かったり、暗い顔して”空切り”し、下りたフリに見えたら要注意だ。
ただ、切るときにやはり時間をかけてしまうと三味線と思われることもある。
長考は結構だが、やはり度が過ぎるとあらぬ疑いをかけられる。
以前にも書いたが、Mリーグは長考をせめて10秒以内などは絶対にするべきだと思う。
たとえば索子、筒子がバラバラと切られていて遅れて字牌が出てくるという典型的な染め手の河で萬子の多面張を確認するような長考をして、さらに牌を並べ替えたり。
そしてリーチ。
他家は萬子と字牌に絞って五索を一発で放銃。
こういうのは悪質。
まさかこんな展開がMリーグであるとは思えない。
しかし実力の高い雀士だけで構成されているワケではないMリーグ。
そういうことにならなければいいのだが・・・。