受動喫煙については、分煙表示で十分じゃないか、という声があります。
それは、弱者の視点に立った発言でしょうか?
本当に、表示だけで受動喫煙の被害は防げるのでしょうか?
現在約50か国で、屋内全面禁煙とする罰則付きの法規制が施行されています。そうした国では喫煙関連疾患による入院リスクが減少していることが報告されています。
一方、国内に目を向けますと、職場や飲食店の店頭などに、「禁煙」「喫煙」「分煙」と表示すれば、望まない受動喫煙は防ぐことができる、と主張する方がいます。
つまり受動喫煙を望まなければ、「禁煙」「喫煙」「分煙」の表示をみて、「喫煙」や「分煙」の職場を選ばなければいい、という論理です。
しかし分煙では、飲食店で働く人たち、つまり喫煙室の清掃に入る従業員や、接客をする従業員の受動喫煙は防ぐことができません。
そして、前回のブログでも書きましたが、地方住みだったり、がんを患っていたり、そうした方々が、自由に就職先を選べる、というのはあまりにも実態とかけ離れています!!
100歩譲ったとして、これから就職する人は、「禁煙」の職場を選べば、受動喫煙の被害を避けることができるかもしれません。
しかしそれでは、今働いている人たちの受動喫煙を防ぐことはできないのです!
誰もが自由に好きな職場を選べると思ったら大間違いです。
そして、就職だけではありません。お客さんとしてだって、同じことが言えます。
受動喫煙容認派の方々は、客として飲食店を利用する場合には表示をみて、「喫煙」や「分煙」の飲食店を選ばなければいい、と主張します。
でも、誰もが自分でお店を選べるわけではありません。上司やクライアント、自分よりも立場が上の方から「あの店で接待をするので同席しろ」と言われれば、我慢しなければなりません。立場の弱い女性は、断れない食事の場への同席を、何度も何度も経験していると思います。
表示すれば受動喫煙は防げる、という考えは、あまりにも強者の理論です!!
私のモットーは、弱きを助け、強きをくじくことです。
これだけは譲れません!!