5日のニュースから。



タックスヘイブンで法人設立を請負うパナマの法律事務所の機密文書が流出したそうです。



タックスヘイブンとは、外国資本の獲得のために、意図的に税金を低くしている国や地域のことで、租税回避地とも言われます。
ここにダミー会社や非居住者向け金融口座(オフショア)を設立することで、脱税、マネーロンダリング、麻薬取引等の犯罪に使われることもあります。



驚くべきことに「パナマ文書」と呼ばれるこの文書には、世界の資産家・著名人のほかに、ロシア大統領、英国等の政治指導者に関連する記載もあり、波紋が広がっています。



以前、国会質問で、「税のゆがみは国家のゆがみ」と申し上げて、租税回避問題についての問題を提起させていただいたことがあります。

税がなければ、国は維持できません。

ゆがみを放置すれば、そのしわ寄せは最終的には皆様にのしかかってきます。



「グローバル企業栄えて国滅ぶ」、という事態を危惧していましたが、なんと一部の政治家までもが、自分たちさえよければと思っていたとは情けない。



日本には、おてんとうさまがいつも私たちを見ておられる、だから悪いことはできない、つまり天の理、宇宙の理に反してはいけない、という考えが古くからあります。



「おてんとうさまはみている」という言葉を今一度思い出したいと思います。