平成28年4月3日は、神武天皇二千六百年大祭の日です。

日本の初代天皇である神武天皇が崩御された日に行われる祭りです。

なかでも今年は2600年という大きな節目を迎えます。



宮中でも祭祀が行われますが、神武天皇を御祭神とする橿原神宮では、地元の橿原市・橿原市観光協会と連携し、「春の神武祭」が例年よりも増して盛大に開催されたそうです。



時に、神武天皇は神話の登場人物であって実在しないといわれることがあります。特に戦後は盛んに非実在説が唱えられ、教科書からも姿を消しました。



このことを一人の日本人として、非常に危惧しています。



歴史学者であるアーノルド・トインビーは、「12、3歳くらいまでに自国の神話を学ばなかった民族は、例外無く滅んでいる」と言ったそうです。



古事記における神武天皇の記述は確かに神話的ですが、神話は歴史の歩みや目に見えない大切なものを伝える一つの手段であると思います。



神武天皇から脈々と続く、世界にも類を見ない、長い歴史が失われない事を祈ります。