昨日、党二輪車対策プロジェクトチーム第1回会合が開催されました。




設立趣意書になります

 現在、世界で生産されている二輪車台数は年間およそ6千万台に達し、同市場は2020年頃に1億台規模になると見込まれています。この世界生産台数6千万台のうち国内4メーカーで43%を占め、日本の二輪車産業は世界最強のブランドであり四輪車の評価にも大きな貢献をしてきました。
 しかしながら昨今、足元の国内市場では若年層の減少や厳しい規制、利用環境の未整備等々により1982年の327万台をピークに減少を続け、2014年は45万台にまで縮小しており、世界の牽引役としての座がゆらぎつつあります。
 このような中、二輪車業界では地方自治体と共同で二輪車産業の成長戦略「二輪車産業政策ロードマップ」をとりまとめ、また経済産業省は日本再興戦略に基づいて策定した「自動車産業戦略2014」の中で二輪車産業の振興戦略を明確に位置づけています。再構築をめざした両戦略における共通の目標として“2020年までに国内新車販売100万台”を掲げ、官民が一丸となってその実現に向け総力を挙げて取り組んでいるところです。
 そのためには、複数の省庁間にまたがる諸問題を精力的かつ総合的に検討、解決し、製造メーカー、流通関係者への支援を強化し、合わせてユーザーの利便性を抜本的に改善していきたいと思います。ここに「二輪車王国日本」の真の復活を実現するため、二輪車問題対策PTを設立いたします。