29日、和歌山の地方紙「紀伊民報」にこんな記事を見つけました。

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2015年9月29日 紀伊民報「両陛下、一人一人に気遣い 大水害の被災者と懇談」

 天皇、皇后両陛下が25日、和歌山県田辺市新庄町のビッグ・ユーで、2011年9月の紀伊半島大水害の被災者と懇談された。被災者は田辺市、那智勝浦町、新宮市の6人で、いずれも家族を亡くしている。両陛下は「大変でしたね」「お体は大丈夫ですか」などと被災者を気遣い、ねぎらいの言葉を掛けられた。
 田辺市伏菟野で妻と母を亡くした山本頼路さん(46)は「子ども2人を男手一つで育てていることなどを話すと『お体は大丈夫ですか』と気遣ってくださった」。伏菟野で長男と次男、母を亡くした打越貴美男さん(52)も「深層崩壊の状況などを言葉に詰まりながら話すと、静かに聞いてくださり『頑張ってください』と優しく声を掛けてくださった」と感謝した。
 那智勝浦町井関で夫と孫を亡くした岩渕千鶴さん(75)は「熊野那智大社の近くから来たと話すと、『あの那智大社の』と返答され、『野球をしていたお孫さんを亡くした方がいらっしゃると新聞記事を見ました』と私の話をされたので驚いた。一市民をこんなに気に掛けてくださり、ありがたい。夢で夫や孫に報告できる」と喜んだ。
 同町市野々で妻と長女を亡くした寺本眞一町長(62)は「全国の被災地を回られている両陛下のお言葉は、私たちの元気の源になる」と話した。 (以下略)

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つい先日も、台風18号により関東一帯が豪雨に見舞われました。

鬼怒川の決壊もまだ記憶に生々しく残っています。亡くなられた方もいらっしゃいます。

農業、特にコメ作りにも壊滅的な被害があったそうです。


そんな中、被災地の人々は日々黙々と日常を取り戻すべく復興に努力されています。

日本は台風だけでなく、地震、津波、噴火等々、自然災害とは切り離せない関係にあります。


災害が起こるたびにすべての被災者の心に寄り添おうとされる天皇陛下、皇后陛下のお姿を拝見していると、

はたして私は政治家として両陛下のお心にかなうよう復興に力を尽くしているのかと自問せざるを得ません。


今年も日本列島をいくつもの自然災害が襲いました。

今あらためて、被災から立ち直ろうとしている全ての人々に、心からお見舞いを申し上げます。