北朝鮮でネット接続不能=サイバー攻撃の可能性も-米監視会社

 【ワシントン時事】米メディアは22日、北朝鮮のインターネット回線が接続不能の状態に陥っていると報じた。米国内のネットワーク監視会社ディン・リサーチの分析として伝えたもので、詳しい原因は不明。大量アクセスでサービス停止に追い込むサイバー攻撃を受けた可能性もあるという。

 米政府は19日、北朝鮮が米映画会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントをサイバー攻撃したと断定。オバマ大統領は「相応の対応を取る」と警告していた。

 北朝鮮には公式のインターネット主要回線が4本あり、いずれも中国の中国連合網絡通信(チャイナ・ユニコム)を経由している。ディン・リサーチによると、北朝鮮のインターネットは19日からつながりにくくなり、現地時間の23日未明に完全に遮断された。
 
韓国の聯合ニュースは23日午前、朝鮮中央通信、労働党機関紙・労働新聞など北朝鮮が直接運営するホームページは全く接続ができないと報じた。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が運営する朝鮮新報などのサイトは接続できている。
 
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は専門家の話として、第三者によるサイバー攻撃と併せ、米国の協力要請を受けた中国がインターネットへの接続を遮断した可能性を指摘。北朝鮮が外部からの攻撃を防ぐため回線を切断したとの見方も紹介した。
 国務省のハーフ副報道官は22日の記者会見で、北朝鮮への対抗措置について「目に見えるものも、そうでないものもある。(ネット接続不能の)報道は確認できない」と述べた。(2014/12/23-10:14)時事通信


国連でも議題に挙がったようだが、北朝鮮をテロ支援国家に再指定することも含め厳しい判断をすべき時が来ている。

各国とも、危機感が足りないとしか思えない。