伊東「終わるまで痛いと言いたくなかった」

 ジャンプ団体ラージヒル、伊東は3度目の五輪で初のメダル獲得。「8年間、待ったかいがあった」と涙をぬぐった。

 左膝を痛め、個人ノーマルヒルではメンバーを外れた。個人LHは9位。万全の状態ではない中、意地で着地を決め、2回目のジャンプを終えるとしばらく立ち上がれなかった。「本当に痛かったが、終わるまで痛いと言いたくなかった」。日本の3番手として2回とも130メートルを超えるジャンプをそろえ、エース葛西へつなぐ役割をきっちり果たした。

(2014年2月18日16時02分 読売新聞)

2番手竹内、アレルギー性肉芽腫性血管炎だった


 ジャンプ団体で2番手に飛んだ竹内が試合後、細かい血管に炎症が起きる難病のチャーグ・ストラウス症候群であることを明らかにした。

 竹内は昨年末に持病のぜんそくが悪化し、年明けに緊急帰国して精密検査した結果、8割方、同症候群であると診断されたという。

 現在も毎日、ステロイド剤を服用している。竹内は、「一時は五輪に出ることも諦めかけたが、いろんな人の助けがあって出場できた。同じ病気で苦しんでいる人に、諦めないで頑張ればメダルが取れるんだということを伝えたかった」と公表の理由を説明した。

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 ◆チャーグ・ストラウス症候群 アレルギー性肉芽腫性血管炎の別名。気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎に続き、細い血管に炎症が起こり、手足のしびれや関節の痛み、発熱などの症状が出る。まれに脳梗塞や心筋梗塞などが起こる。ステロイドなどで改善することが多いが、原因は不明で治りにくい場合もある。国内で年間に新たに発症する患者数は推定で約100人。

(2014年2月18日12時55分 読売新聞)



それぞれの事情の中頑張った結果がメダル獲得。

心から拍手!!