茂木経産相 特許取っちゃった!外国人向け注文システム発明


 茂木敏充経済産業相は13日の閣議後の記者会見で、外国人客がレストランで料理を注文する際に母国語で苦手な食材の変更などを手軽にできるシステムを自身で発明し、11月29日付で特許を取得したと発表した。

現職大臣が在職中に特許を取得するのは初めて。2020年の東京五輪に向け、省庁トップが自ら “お・も・て・な・し”のアイデアを実現に移した。

 茂木経産相は閣議後の記者会見が一段落すると「一点、個人的にご報告があります」と切り出し「特許を取りました。茂木敏充として」と恥ずかしそうに、特許の証明書を報道陣に公開した。

 経産省によると「現職の大臣が在職中に取得したという話は聞いたことがない」という快挙。特許は、外国人が飲食店で料理を注文する段階で、宗教上の理由や苦手で食べられない食材を使用しないよう、店員を通さずに直接厨房(ちゅうぼう)に伝えるコンピュータープログラム。

 同プログラムが導入されたタブレット端末などが置かれた飲食店に外国人が来店した際、まずスクリーン上で自国を入力するかクリック。その後は、その国の言葉ですべてが表示される。次にメニュー一覧から「天ぷら定食」を選んだとすると、使用される食材がずらりと表示され、その中に食べられない食材があったときは、その食材をクリック。すると情報が厨房に伝わり、その食材を使わない天ぷら定食が出てくる仕組みという。

 東京五輪に向け外国人観光客の急増が予想される中、願ってもないシステム。それだけに今後、導入を検討する飲食店が出てきそうだ。

 茂木経産相は米名門ハーバード大大学院に留学経験があるインテリで、帰国後は大手コンサルティング会社に勤務。同省によると「ビジネス感覚があり、省内ではアイデアマンとして有名」という。今回のアイデアは昨年12月に入閣する以前から温めていたものだという。会見では「日本に来る観光客が増え、レストランで困っている外国人の姿を見ていたので、利便性が高まると思う」と強調した。

 外国人客にとって便利なだけでなく、実は観光立国を目指す日本にとっても有益なシステム。外国人客が同システムが入った端末を使用すると、「どこの国の人が、どんな料理を好んで食べるか」などのデータが蓄積されていくという。

  ◆茂木 敏充(もてぎ・としみつ)1955年(昭30)10月7日、栃木県生まれ。東京大経済学部卒。ハーバード大大学院で公共政策を修了後、マッキンゼー社でコンサルタントを務める。93年の第40回衆院選に日本新党公認で旧栃木2区から出馬しトップ当選。95年に自民党入り。03年、小泉内閣で内閣府特命担当大臣(沖縄・北方、科学技術、IT担当)。11年、政調会長に就任。「勝者の選択 デジタル新産業革命への対応」などの著書がある。

[ 2013年12月14日 05:30 ] スポニチ・アネックス

さすが!我が自民党栃木県連会長!目の付け所が素晴らしい!!!

いや~、ホント凄いなー。