エンドール城下町へと着きました。
山奥の村で育ったリュウにとっては、東のブランカ城もたいそう立派なお城でびっくりしたものでしたが、
ここエンドールは…
なんとまあにぎやかで栄えているのでしょう!
行き交う人々は活気に満ちあふれ、
どの人にもどの建物にも、街路樹でさえも、自信がみなぎっているようなエネルギーを感じます。
リュウはしばしあっけにとられてしまいました。
悲しい出来事があったことなど今だけは忘れて、ここエンドールのエネルギッシュさに身をまかせて町を歩いてみました。
こんなにワクワクして楽しい気分になるのはいつ以来でしょうか!
あ、あれはなんでしょうか?
大きな看板があります。
『ご成婚おめでとう!
リック王子 モニカ姫』
と書いてありました。
そういえば誰かがどこかで噂していましたね。
エンドールのお姫様とボンモールの王子様が結婚したらしいって。
17歳になったばかりのリュウには結婚というものがいまひとつピンときませんでしたが、なんとなしにシンシアの顔が浮かんで、また寂しい気持ちを思い出してしまいました…
…気をとりなおして。
教会の前で、兵士ときれいな女性がなにやら談笑しているのが目にとまりました。
一体、どんな楽しい会話をしているのでしょう?
「いやあ、まったく!
この人の占いは本当によく当たる!
君も占ってもらったらどうだい?」
兵士は言いました。
え?占い師?
もしやブランカで話題になっていた、あの人気占い師のことでしょうか?
こ、こんなキレイな女性だったとは…。
てっきり占いというとおばあさんのイメージが…
いえ、アニメの見すぎでしょうか?
占い師の女性はにこやかにこう言いました。
「占いはいかがですか?
10ゴールドであなたの未来を見てさしあげましょう」
ええ!ええ!
みていただきますとも!
そのためにここへ来たも同然です。
はやる気持ちをおさえてリュウは10ゴールドを支払いました。
占い師は占いをはじめました。
「あなたのまわりには七つの光が見えます。
それらはまだ小さな光ですが、
やがて導かれ、大きな光に…
…えっ!?」
ここまで言うと、占い師はたいそう驚いた様子でリュウをまじまじと見つめました。
「も、もしや、
あなたは勇者さま!!
間違いありません!
あなたをさがしていました!
邪悪なる者を倒せるチカラを秘めたあなたを!
私と姉のマーニャはあなたとともに暗黒のチカラに対抗すべく運命付けられた者。
この世界には私たち姉妹と同じ運命を持ったものがいます!
まだ見ぬ彼らとチカラをあわせ、地獄の帝王の復活を阻止するのです!
勇者さま、私たちを導いてください!」
なにかにとりつかれたように占い師は一気にまくしたてました。
リュウは驚き、戸惑いました。
自分が勇者だなんて…
地獄の帝王を阻止するだなんて…
でも…でも…
村のみんなの言っていたとおりのことをこの人は言っている…。
この人が嘘を言っているようにはとうてい思えない…。
ならば自分はやはり勇者なのだろうか…
勇者だったがゆえに魔物に狙われ、村人に守られ村人を犠牲にし、今またこうして勇者とともに歩む運命であるという人と出会った…
リュウの頭の中はごちゃごちゃでした。
占い師、お名前をミネアさんといいました。
ミネアさんと呼んだら、さんはいりませんと微笑んでくれました。
ミネアは、リュウが混乱しているらしいことを察してくれました。
今はまだか細い光…
だんだんと光が集まり大きな光となる…
あせることはありませんよ、
リュウさん。
とミネアはリュウに優しく言いました。
リュウはミネアの優しさにホッと安心をしました。
まだ自分自身の運命を真っ正面から受け止めるにはあまりにも過酷な運命すぎるけれども、
これが自分に与えられた運命ならば…
それはまっとうしていかねばなりません。
それにはまず…
「姉のマーニャは今日もこりずにカジノでスッたくっているはずです。
まずはマーニャをつかまえることが先決です」
やれやれといった表情で、ミネアが言いました。
山奥の村で育ったリュウにとっては、東のブランカ城もたいそう立派なお城でびっくりしたものでしたが、
ここエンドールは…
なんとまあにぎやかで栄えているのでしょう!
行き交う人々は活気に満ちあふれ、
どの人にもどの建物にも、街路樹でさえも、自信がみなぎっているようなエネルギーを感じます。
リュウはしばしあっけにとられてしまいました。
悲しい出来事があったことなど今だけは忘れて、ここエンドールのエネルギッシュさに身をまかせて町を歩いてみました。
こんなにワクワクして楽しい気分になるのはいつ以来でしょうか!
あ、あれはなんでしょうか?
大きな看板があります。
『ご成婚おめでとう!
リック王子 モニカ姫』
と書いてありました。
そういえば誰かがどこかで噂していましたね。
エンドールのお姫様とボンモールの王子様が結婚したらしいって。
17歳になったばかりのリュウには結婚というものがいまひとつピンときませんでしたが、なんとなしにシンシアの顔が浮かんで、また寂しい気持ちを思い出してしまいました…
…気をとりなおして。
教会の前で、兵士ときれいな女性がなにやら談笑しているのが目にとまりました。
一体、どんな楽しい会話をしているのでしょう?
「いやあ、まったく!
この人の占いは本当によく当たる!
君も占ってもらったらどうだい?」
兵士は言いました。
え?占い師?
もしやブランカで話題になっていた、あの人気占い師のことでしょうか?
こ、こんなキレイな女性だったとは…。
てっきり占いというとおばあさんのイメージが…
いえ、アニメの見すぎでしょうか?
占い師の女性はにこやかにこう言いました。
「占いはいかがですか?
10ゴールドであなたの未来を見てさしあげましょう」
ええ!ええ!
みていただきますとも!
そのためにここへ来たも同然です。
はやる気持ちをおさえてリュウは10ゴールドを支払いました。
占い師は占いをはじめました。
「あなたのまわりには七つの光が見えます。
それらはまだ小さな光ですが、
やがて導かれ、大きな光に…
…えっ!?」
ここまで言うと、占い師はたいそう驚いた様子でリュウをまじまじと見つめました。
「も、もしや、
あなたは勇者さま!!
間違いありません!
あなたをさがしていました!
邪悪なる者を倒せるチカラを秘めたあなたを!
私と姉のマーニャはあなたとともに暗黒のチカラに対抗すべく運命付けられた者。
この世界には私たち姉妹と同じ運命を持ったものがいます!
まだ見ぬ彼らとチカラをあわせ、地獄の帝王の復活を阻止するのです!
勇者さま、私たちを導いてください!」
なにかにとりつかれたように占い師は一気にまくしたてました。
リュウは驚き、戸惑いました。
自分が勇者だなんて…
地獄の帝王を阻止するだなんて…
でも…でも…
村のみんなの言っていたとおりのことをこの人は言っている…。
この人が嘘を言っているようにはとうてい思えない…。
ならば自分はやはり勇者なのだろうか…
勇者だったがゆえに魔物に狙われ、村人に守られ村人を犠牲にし、今またこうして勇者とともに歩む運命であるという人と出会った…
リュウの頭の中はごちゃごちゃでした。
占い師、お名前をミネアさんといいました。
ミネアさんと呼んだら、さんはいりませんと微笑んでくれました。
ミネアは、リュウが混乱しているらしいことを察してくれました。
今はまだか細い光…
だんだんと光が集まり大きな光となる…
あせることはありませんよ、
リュウさん。
とミネアはリュウに優しく言いました。
リュウはミネアの優しさにホッと安心をしました。
まだ自分自身の運命を真っ正面から受け止めるにはあまりにも過酷な運命すぎるけれども、
これが自分に与えられた運命ならば…
それはまっとうしていかねばなりません。
それにはまず…
「姉のマーニャは今日もこりずにカジノでスッたくっているはずです。
まずはマーニャをつかまえることが先決です」
やれやれといった表情で、ミネアが言いました。