まず・・・リブログでございます
千秋楽後に
本場所の振り返りを
ブログにアップしてくださるのですが
その的確さと掬い方が
微に入り細に入り
実に的確で感服しつつ
楽しみに拝見しています
『どすこい研』を
教えてくださったのも
ぷくさんでした
ドラマ考察もイラストも
只者に非ず・・・です
さて
何かの拍子に
〝読み止め〟おさまらず
中山七里 さん作の
岬 洋介 シリーズ
４冊目を返却しに図書館へ行き
５冊目を借りて帰りました
そのとき
「な行」の棚で目に止まったのが
西 加奈子さんです
名の知れた人気直木賞作家
これまでに読んだことあるのは
『漁港の肉子ちゃん』
（感想文ゴーストライティング記念図書ｗ）
『キリコについて』
『ふくわらい』『 i（アイ）』
棚に収まっている書籍たちは
背表紙しか見えませんが
ふと手にとった
白い背表紙に鼠色の文字で
『まく子』と書かれた本
は
なんともインパクトのある表紙
でして・・・
つい〝ジャケ借り〟して
しまった次第
映画化されていたとは
存じ上げず・・・
本書が〝児童書〟であることも・・・
リンクしたサイトにも載っていますが
「子どもだった大人が読んでも…」
これは
西加奈子さんあるあるですよね
どうしたらあのように
瑞々しく子ども視点で描ける
のでしょう
純粋に残酷に…
とっくの昔に
忘れてしまった視点ではあるものの
決して失くしてしまった視点ではなく
だからこそ
読者の心を
掴んで離さないのでしょうね
久々に西加奈子さんを読んで
瑞々しさにちょっとだけ耽る
ことができました
どこのあたりだったか
読んでいる途中
「ふりんのことをかんがえる」
という『しりとり』の言葉が
頭に浮かんで消えました
サクッと読めて
ひそやかな感動を覚える本書
・・・オススメですよ
ちなみに
文庫本の装丁はこちら
そして
七里さんの
べートーヴェン２作品の感想
岬洋介の高２に遡った
エピソード
ラスト一行に
どんでん返しの帝王たる
駄目押しどんでん返しが
仕掛けられていました
読者はみな
びっくり仰天する一行でした
作品中に登場するのは
ピアノソナタ『月光』と
『悲愴』です
本シリーズに登用される
いずれの楽曲も
作者渾身の音楽描写が
２～３ページに渡って綴られて
いるのですが
私がそうした行（くだり）を
いつも斜め読みしてやり過ごすのは
ここだけのナイショの話・・・
そう書かれていますが
嘘です
誤りです
校閲ミスなのか
担当者のミスなのかわかりませんが
岬洋介は
父親と共に謎解きはしておりません
そして次作は
岬洋介23才のエピソード
作品順と時系列は一致せず
ベートーヴェン２連作
（シリーズ４作目および５作目）
は
一作目の「ドビュッシー」より
前のお話となっております
シリーズ１～３作までは
Amazonで中古の文庫本を
ポチりましたが
４～５作目は
図書館の単行本を借りました
どうやら
私より一足早いタイミングで
シリーズを借りている市民が
いらっしゃるようです
４作目を返却に行ったら
前回来た時には棚になかった
５～７作目までが
戻っていたことから
そのように解釈しました
その…
私の前に借りた人 
マナーが悪いです
お煎餅の欠片がチラホラ
ページがくっ着いてしまっている
箇所もありました
このことは
返却時に
スタッフさんへ伝え
破損箇所を確認していただき
ました
絵本を借りる子どもたちより
大人のマナーが悪いなんて…
嘆息です