久々の更新となりました。
山野井泰史さんの奥様、妙子さんの生涯を事細かに取材した本が出たので早速読んでみました。
家族ともども健康であること、お金に困らないこと、贅沢できること、出世すること、好きなことに打ち込めていること、等々。色々あるとは思いますが、大きく二つに分けられると思うんです。
①相対的な満足度が高いか
②絶対的な満足度が高いか
①は結局、他人との比較なんだよね。悲しいかな、僕らはどこか周りと比べて生きてしまっている。こと隣の芝生は青く見えてばかりで、無い物ねだりは終わりを知らない。かたや、今有るものは忘れがち。
②は内側から湧いてくるものなんだろう。
マカルーとギャチュンカンの2度の遭難で指の大半を失ってしまっても、山への挑戦はやめない。日々の暮らしは物質的にはきっと最小限に抑えながら、海外遠征の費用は惜しまない。
サラリーマンが②の幸せを享受するのは難しいね。だって、日々人と比べられて生きてるから。
でも少しでも、②の幸せを感じられたら本当の幸福に近づくんだろうな。読書はそのひとつの手段なのかもしれませんな。
波乱万丈であっても心はいつも凪いでいたい。
いい本でした。
