最近の報道を見て思う。
コロナ倒産激増!的な。
リーマンショックを超える!的な。
倒産については客観的な数字に基づいた報道が何故か少ないんですよね。実感としてリーマンショックを超えていることはないなと思っています。
調べてみました。
TSR(東京商工リサーチ)の公表値から。
全国月間平均倒産件数
2008年 1,304件(リーマンショック)
2009年 1,290件
2010年 1,110件
2011年 1,061件(震災)
2012年 1,010件
2013年 905件
2014年 811件
2015年 734件
2016年 704件
2017年 700件
2018年 688件
2019年 699件
2020年 721件(1月773件、2月651件、3月740件)
3月までですが、全く増えていません。4月にさらに景況感が悪化しているのは事実でしょうけども、毎日のように倒産通知が入ってきたリーマンショックの時を思えば、まだ隔たりはある。
だって市中銀行がばんばん金出してますから。リーマンショックの時には考えられなかった動きです。
ただ借りたものは返さないといけない。もともと企業が保有している現預金はせいぜい月商の1~2か月程度。自粛要請が始まったのが4月10日からとはいえ、3月から飲食店の利用を控える動きが始まっていたので6月まで自粛が解除されないと倒産が急増することは間違いない。
だから、家賃補助をしないといけないんです。返済不要の給付金という形で。そして自律回復できるように5月中には経済を再び回さないといけない。今回の上限50万円は一歩前進したとはいえ、企業規模を勘案していないのはナンセンス。そして経済が回復したら広く国民に負担してもらうことも合わせて説明しなければならない。政治家は増税の説明は基本的にしないよね。
目に見えないウイルスがこんなにも人間の活動を止めてしまうものだとは考えたこともなかったよ。疫病に人間が苦しめられるのは歴史の中だけかとなんとなく思っていた。
ああ、motoGPが見たい。F1が見たい。プロ野球が、Jリーグが見たい。
自由にツーリングに行きたい。山に登りたい。居酒屋でバカ話をしたい。
人はウイルスの前ではあまりに非力だね…。
1年ほど前にタンクを交換しました。






