20代社労士の竹田 隼です(^-^)
情報発信の場としてまずはブログ始めました!
さて、昨日「ダンダリン」というドラマが始まった。
私はドラマというものにあまり興味がなく、小学生のときに見た「金田一少年の事件簿」「ひとつ屋根の下」ぐらいしか記憶にない。
しかし、今回のドラマだけは少し違う!
なぜなら題材が労働基準監督官だからである。
労働基準監督官は社労士にとっては切っても切り離せない存在。
監督官はざっくり言うと「労働基準法」、「労働安全衛生法」、「労働者災害保証保険法」等の定めを会社が遵守しているかを調査している。
(主演の竹内結子が募集の張り紙について経営者に文句を言っていたが、募集に関することを定めた法律は「男女雇用機会均等法」であり、労働局の管轄であるため、労働基準監督署の監督官の竹内結子に是正を命令する権限はない)
監督官の調査(臨検)には大きく4つの種類がある。
1.定期監督
厚生労働省の方針や労働基準監督署の年度計画に基づき、計画的に実施されるもの
2.申告監督
従業員から申告があった場合に行うもの
3.再調査
既に調査を受けた会社に対して是正勧告した内容が改善されているかを確認するもの
4.災害調査
災害(労災事故等)が発生した場合に、安全管理の体制が適正かを確認するもの
要するに、監督官が上からの命令もなく、独断で会社に立ち入り調査をすることはほぼありえないということ。
(ドラマということもあるが、主演の竹内結子はそうとう稀少な存在である。)
また、調査が行われて会社として一番ダメージが大きいのは未払い給与(特に残業代)についてである。
調査の結果として、法律に違反することが見つかれば、是正するよう命じられる。
未払い給与については是正勧告で最大2年間遡って支払いが命じられることがあるため、該当する社員の人数によっては会社に大打撃を、与えることになる。
(経験上では3ヶ月分~6ヶ月遡って支払うケースが多い気がする)
ちなみに昨日のドラマの中では、経営者が逮捕されるシーンがあったが、監督官には司法警察権があり、是正命令に、従わないような悪質なケースの場合には検察庁に書類送検等を行うこともある。
(そのようなケースは稀だが)
社労士としては、そのような監督官の調査によるリスクから会社を守るためにも、監督官の調査に立ち会ったり、是正対象になりやすい部分の改善を提案したりと、会社にとっても社員にとっても安心して働ける職場環境づくりをサポートしている。
監督官も社労士も同じ法律を扱う身であるが、監督官は公務員であり、決められたように業務をこなし、法律一辺倒の、考えで会社に法律を押し付ける(そのような者だけではないと思うが)のに対し、社労士は国家資格をもとに、会社やそこで雇用される社員を守ることが目的であるため、お互いに相容れないことがある。
第1話の内容は社会的な問題にもなっているサービス残業を題材にしており、視聴者に興味を、もってもらうためにはいい題材だったと思われる。
次回以降は、私の希望であるが、
「解雇に関する問題」
「セクハラ・パワハラに関する問題」
「メンタルヘルスに関する問題」
「労災隠しに関する問題」
このあたりが面白いのではないかと考えている。(監督官の管轄外もあるが・・)
今後の展開として、しょうもない社労士が現れて、社労士の印象を悪くするようなことがないことを願うばかりである。
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