花村萬月って綺麗なペンネームだなあと思っていて気になっていました。

そしたら図書館ではっけ~ん!

今井トゥーンズさんのイラストも素敵です。




GA・SHIN! 我・神/集英社

¥1,575
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なーんて説明したらいいか…難しいな。


あるホームレスのおじさんが子どもを拾うんだけど、その子は不思議な力を持っていて、そこに目を付けたヤクザがやがてその子どもを新興宗教の教祖に祭り上げていく…

って感じかなあ。
ちょっと違うかも(^_^;)

ハードボイルドとSF?
わかんないけど。。


性描写が過激って意見もあったけど、官能的ではないから読んでいて照れとかはなかったなあ。

性は聖に通じるって考えがあるから、テーマ的にはそういうシーンがあっても良いと思った。


グロいっていうのも。
平山夢明さんや福澤徹三さんの作品で慣れちゃったからかな…それほどでもない、かな(笑)

話的には、最終的に神と悪魔が戦うというよくある話…でした。

悪魔の正体が堕ちたキリスト(作中では赤いキリストって表現だったかな)っていうのは面白いと思った。


そして私は神よりこのキリストのほうが好き(笑)

キリストをめぐって争う女たちも好きだった。




花村萬月さんはキリスト教とか宗教に特別な思いがあるんだね。

キリスト磔刑の像が…キリスト教が官能的っていうのはわかる気がしました。


私はフォントで遊ぶ本も好きなので、絵と文字が溶け合ったような本書も楽しく読めました。





うーん…難しいな(^_^;)

なかなか本質を掴んだレビューが書けなくて歯がゆい。

初読みだけど、もう一冊読んでみたいと思った作家さんでした。















後半、沖縄が舞台になるんだけど…

沖縄ってなんか苦手なんだよなあ。

美しい南国ってイメージはもちろんあるけど、気軽に観光で行きたいとは思えないんだよね。

苦手というよりかは、何にも知らないヤツがのこのこと出かけて行っていいのか、という畏怖に似ているかも。


そういう気持ちをちょっと思いだしました。





週末に京都に行くので、読んでみました。

表紙がまず(・∀・)イイ


新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)/祥伝社

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モリミー流

山月記
藪の中
走れメロス
桜の森の満開の下
百物語

です(゚∀゚)

原作既読なのは山月記と走れメロスだけでしたが、他も楽しめました(*^_^*)

どれも好きだったから甲乙つけがたいなあ。


藪の中の微妙なすれ違い振りは、うんうんって頷けた。

彼女の気持ちを友だちすら汲んでくれないなんて…と思ったけど、現実でもそういうことはよくあるもんなあ。

人の真意なんてそうそう分かるもんじゃないよね…。

それに人は思ったことをそのまま言葉にするわけでもないし。




所謂モリミーらしいといったらやっぱり表題作の走れメロスだと思います。

桃色ブリーフという言葉だけで想像できる破廉恥さ( ´艸`)

ぜひご堪能あれ。


解説にもあるけど、実は短編集に見せかけた長編小説なのかも知れない。

一話読んでは前の話をもう一度読み返したくなる。

図書館から借りた本が山積みだけど、今無性に『夜は短し歩けよ乙女』が読みたいです。

繋がってます。

嗚呼、京都に住みたいなあ…

って思わせる森見マジック。


男性作家って基本好みに合わないことが多いけど、この人の作品はどれも結構好き。













2月最初の読了です(●´ω`●)



正直あまり期待していませんでした。
ごめんなさい<(_ _)>



風が強く吹いている (新潮文庫)/新潮社

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貧乏学生アパートに高校で元陸上部のエースだった青年が入居したことにより、素人がたった10人で箱根駅伝を目指すことになるお話です。

ストーリーにリアリティを求める人には向いてないかも?(^_^;)


私は読んでる間ずっと楽しかったです。


神去なあなあの時にも感じたけど、しをんさんの作品を読んでいると、登場人物たちが不思議と身近にいるみたいな気持ちになるの。

私も竹青荘(通称アオタケ)の住人になったような気分で、ずっと清瀬や走たちといたくて、ゆっくりゆっくり読みました(*^_^*)


それとは別に、集中力を研ぎ澄ませ懸命になにかを為そうとする人間のなんと美しいことか…。

マネージャーのはなちゃんの

誰も彼らを支えられない。
なんと原始的で孤独なスポーツなんだろう。

みたいな台詞にすごく共感しました。


箱根の朝になってからはもう我慢できず、イッキ読みしてしまいました。。


私は走や清瀬や他のメンバーも好きですが、どうやら運動音痴で漫画をひたすら愛する王子のことが一番好きみたいです。

一区を走った王子の「合格」って台詞や、ムサと神童の友情、双子の絆、ユキの母親に対する気持ち、ニコチャンの過去、キングの孤独…前半に走以外の住人の描写が浅い分、「こんなこと考えていたんだね」って思って余計に涙が出ました。

そして全てを凌駕する走と清瀬の走り。


箱根を境に進む道は別々になる彼らだけど、この先もみんな幸せになって欲しいと読み終わったあとに思いました。

 

たぶんだけど、男性よりも女性のほうがハマレるお話かも。

しかもヲタだったりするとこの小説はかなり萌えられると思いマス。

頭の中に彼らの姿がありありと浮かぶんですよねぇ。

そういう描写の仕方もしをんさんの魅力だと思いました(●´∀`●)


久しぶりに長い感想を書いてしまいました(笑)