ボクは虐待を受けた記憶も激しい苦痛に晒された記憶もない。
でも気づくと心を失い
人の形をした人形になっていた。
なぜだろう・・・。
その問いの答えを見つけ、人としての心を取り戻した経験を
ここに書いていこうと思う。
いつかボクの体験が誰かの役に立ち
いつか誰かの心を取り戻すキッカケになれば嬉しい。
引越しが終わり、ボクの計算通り、ストーカーから逃げ切ることができた。
どこの誰だったのか、もちろんだがさっぱり分からない。
心当たりすらないのだ。
今、思い出しても気味が悪いなと思う。
引越しをしたらボクの人生が動き始めた。
この決断は本当によかったと過去のボクを褒めてあげたい。
父を説得するのは本当に大変だったが、ここで踏ん張ってよかった。
なぜなら、今、ボクのことを支えてくれている奥さんと出会うことができたからだ。
ここで引越しをしてなかったら出会うことはなかっただろうと思う。
ボクは理系の学生で、彼女は後輩だった。
研究室が一緒で夜遅くまでお互い実験に没頭し
夜明けと共に、帰宅するという生活ペースだった。
帰りはいつも午前3時から4時くらい。
薄暗いのでボクはいつも彼女を送って行った。
最初はもちろんそれだけの関係だったんだが、ボクの卒業を機に
嬉しい方向に展開してくれた。
だから今のボクがあり、奥さんがある。
ただ卒業するとボクは少し離れた場所へ引越しが必須だった。
大学卒業なので22歳なんだが、もちろんこの就職した先の引越し場所も父が決めてきた。
この時はなぜか賃貸ではなく分譲を購入してボクにその部屋を貸してくれた。
だから家賃がゼロでお給料は全て自分で使えるという凄まじく幸せな環境に身を置くことができた。
そして突然、両親が部屋にくるというイベントも月に何度か発生した笑
電話での確認ではなく、電撃訪問という形でボクの生活の手綱をしっかり握っていたんだ。
