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jun2980さんのブログ

 何にでも興味をもっています。今、ミステリー小説の連載中です。また、韓国ドラマ、良い加減料理や難病の膠原病をテーマに写真なども載せながらつぶやいています。皆さんのペタやコメントが励みになります。どうぞよろしくお願い致します。



        第2話


とにかく、中間テストが終わった。

11月の期末テストまでは時間がある。

それに向けて、直ぐに勉強を始める気には誰もならない。

生徒たちの顔は解放感で輝いていた。

形のよい顔だちに切れ長の目が利発さをかもし出している野口怜那は、
陸上部の活動に出るため、更衣室でジャージに着替えていた。

他の運動部の生徒たちも談笑しながら、着替えていた。

怜那は他の生徒たちより、首一つ出ていた。

そして、長い脚には引き締まった筋肉が形良くついている。

「野口さんがいれば、100メートル走は優勝間違いなしよね」

丸い鼻をした内山信子が調子良く、話しかけてくる。

しかし、これがくせ者なのだ。

「でも、野口さん」

声をかけてきたのは、たまご形の整った顔をした前川美紀だった。

怜那は小さくため息をついた。

美紀は怜那とクラスは違うが、陸上部で走り幅跳びの選手として活躍している。

「野口さん、胸が大きくて重たくない?今度の大会では抱えながら走るんじゃないの」

美紀の言葉がまるで号令をかけたかのように、一斉に
笑いが起きた。

怜那は黙って下唇を噛んだ。

そして、みんなは笑い笑い、更衣室を出て行った。

少し遅れて、怜那が出ていくと、

「怜那」と理沙が呼びかけた。

「どうしたの?」

いつものことだと分かっていたが、
怜那は理沙に問いかけた。

「部活が終わるまで怜那を待っている」

理沙はくったくなく微笑んだ。

「帰りなよ。帰って勉強したら?」

理沙は怜那が言葉の暴力を受けていたのを知っているはずだ。

怜那はばつが悪くて、わざとつっけんどんに言った。

理沙はどこの部にも所属していない。

いわゆる帰宅部だ。

怜那と理沙は校門を出ると、右と左に別れる。

家が逆方向なのだ。

しかし、理沙はいつも怜那の部活が終わるのを待っていたのだった。。

2年生になって、クラス替えをしたのだが、そこで初めて怜那と理沙は同じクラスになった。

理沙は陸上で活躍していた怜那に1年生の時からあこがれを持っていた。

怜那はなついてくる理沙を、最初はうっとうしいと思ったが、理沙といると心が和むのだった。

運動も勉強も出来ない理沙だが、そんなことを気にもしない様子でいる。

焦るとか羨むとか、理沙には無縁だった。

どうして、そんなふうに生きられるのか怜那には不思議だったが、いつの間にか、怜那は理沙といると楽な気持ちになっている自分に気がついた。

こうして、妬まれて言葉の暴力を受けた後、正直言って、理沙が待っていてくれることは、怜那にとって支えだった。

「今日は雨が降っているから、廊下で筋トレなんだ」

「うん。知っている」

理沙は嬉しそうに答えた。

「教室で待っていて」怜那が言うと、

「わかったあ!」

理沙は素直にうなづいて、教室に続く廊下を歩いていった。

怜那は陸上部では独りぼっちだった。

団体戦はリレーだけだから、独りぼっちでも練習することに差し障りはなかった。

怜那はリレーの選手でもあったが、バトンの受け渡しが上手く出来ればそれでいい訳だ。

それほどのチームワークは必要なかった。

だから、言葉の暴力を受けながらも、大好きな走ることを辞めないでいられた。

「絶対に辞めない」

怜那の切れ長の目に揺るがない光りが宿った。

しかし、怜那は相葉先生が言った「人生にも王道なし」を目の当たりにすることになる。


          つづく




最後まで、読んでいただきまして、ありがとうございます。

コメントをいただけたら嬉しいです。


         愛川るな 



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今日の札幌は25℃ 快晴

午前9時19分撮影


朝早く起きてお弁当を作りました。

ピクニック気分で夫と2人、北海道近代美術館で開催されている「東山魁夷展」を観に行こうとしたのです。

ところが。。。


「今日、何曜日?」

「今日、月曜日」

「ああっ!!」

「月曜日は美術館、お休み。。。」


ということで、せっかくですから、檸檬と散歩へ(゚∀゚ゞ)


途中、コスモスが咲いていました。





ひまわりも咲いていました。



そして、びっくり!!




ベンチと鉄棒と草ぼうぼうだけの公園!!
 
ええっ!!





お弁当は家でいただきました。
(^◇^;)


        愛川るな 



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今日の札幌は曇り。

暑いんだか涼しいんだか、よく分からない天気です。

そんな日は決まって私の体はダルダル。。。

食欲もなくてお米を食べたくない。

そこで、思いついたのが、
『ソーメン生チラシ』


ごはんをソーメンに変えただけ。

ソーメンを茹で上げたら、氷水で冷え冷えにして、水を切り寿司酢を合わせます。

後はお好みのお刺身をトッピングするだけ(*^^)v

私はわさび醤油派のアボガドを添え
ました。

刺身醤油も手作りです。

材料入れて、20分煮こみました。

食欲不振になる暑い夏。

ソーメンでツルツルといけました。

ごちそうさまでした。



         愛川るな 



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       第1話


秋の長雨が、雲間に高い天を見せたのも気まぐれだったらしい。

また、雨が降り出していた。

今日、9月17日は、私立稲星(とうせい)女子中学校で、全学年の生徒が2学期の中間テストを受けていた。

真ん中の列の一番後ろの席で、テストを受けていた野口怜那は、得意な歴史の答案用紙を見直して満足していた。

そこにいるだけで、花が咲いているかのような、華やかさが怜那にはあった。

決して、可憐な花ではない。

東南アジアに咲く色鮮やかな花のようである。

ショートカットの髪が怜那の色黒の肌をひときわ引き立てていた。

怜那が腕時計に目を走らせると、終了時間までに5分あった。

怜那は窓側の一番前の席のおかっぱ頭の子の後ろ姿に視線を移した。

『鎌倉時代、蒙古襲来と言われる出来事の時のモンゴルの皇帝は誰か。』

(理沙、7番のこの設問、解けたよね)

怜那は理沙の後ろ姿に心の中で話しかけた。

歴史がというより、勉強全般が苦手な理沙に怜那は、この設問は絶対出るからと答えを教えていた。

終了のチャイムが鳴った。

「はーい。終わり」

この時間のテスト監督をしていた数学担任の中川先生が、声を上げた。

シャープペンシルを机の上にしぶしぶ置く生徒、晴れ晴れとして置く生徒、怜那のようにすでに置いている生徒など様々である。

答案用紙が列ごとに前に回されると、一番前の席の生徒が、壇上の中川先生のところへ持っていく。

中川先生がそれを手早く整えた。

「担任の相葉先生が来るまで静かにしているように」

そう言うと、怜那のほうを見て目で合図を送った。

今日までの一週間、テスト期間で休みだった部活が今日から始まるからな、という合図だった。

怜那は軽くうなずいた。

怜那も早く校庭を走りたかった。

もうすぐ、秋の陸上大会がある。

怜那は札幌市内で100メートル走の最高記録を保持していた。

しかし、外はまだ雨が降っている。

廊下で筋肉トレーニングをするしかない。

日直の号令であいさつを交わすと、中川先生が教室を出て行った。

と、同時に、理沙が満面の笑みをたたえて怜那のところに飛んできた。

「怜那、怜那。怜那の言った通り、あの問題が出たね」

声を弾ませている。

「でしょう?それで、理沙、答えられたよね」

そこへ、舞子も怜那の席にやってきた。

2人の話しを聞いた舞子が、

「理沙、何て書いたの?」

からかうように言った。

理沙が胸を張り、

「エビフライ・ハーン」

得意気に答えた。

一瞬、怜那も舞子もきょとんとした。

そして、2人はお腹を抱えて笑い出した。

しかし、怜那は笑いながら、だんだん腹が立ってきた。

いつものことだが、理沙にはどうも人の一生懸命さに頓着しないところがある。

「理沙…」

怜那は呆れ顔で言った。

「確かにエビフライは似ているけれど、常識を考えてよ」

理沙は何のことだか、わからない風だ。

「理沙。『エビフライ』じゃなくて、『フビライ』だよ」

舞子がいくぶん、不機嫌になっている怜那をとりなすように、理沙に告げた。

「ああ!そうか!」

そう言って、舌をペロリと出すと、今度は理沙がお腹を抱えて笑い出した。

そうこうしているうちに、担任の相葉先生が帰りの会をするために、教室に入ってきた。

席を離れていたほとんどの生徒達が、慌てて自分の席に戻って行った。

怜那はため息をつきながら、教壇に立つ相葉先生を見た。

長い髪を後ろに一つに縛っている相葉先生は、髪をほどき、はらりと肩にかかったら、もっと艶やかなんだろうな。

そんなことを怜那は考えた。

「みなさん、テスト、お疲れ様でした。日頃の勉強を頑張った成果が発揮出来ましたか」

そう言って、教室内をぐるりと見渡した。

瞳縁取るまつげが長いのが、はっきりと分かった。

「There is no royal road to
learning」

英語担任の相葉先生は必ずこのことわざを言う。

「先生。意味は何でしたか?」

理沙がいつものように臆面も無く、聞き返す。

クラスのみんなは、理沙を相手にする様子もなく、周りと勝手に話し出している。

相葉先生は嫌な顔もせずに繰り返してくれる。

「『学問に王道なし』ですよ」

相葉先生は微笑みながら理沙に向き直った。

「ああ、ユークリッドがプトレマイオス王に言った言葉ですね」

みんなが知り尽くしている事を、おそらく理沙は得意満面の顔で言っているのだろうと、怜那は想像した。

そう思うと可笑しくなるのだった。

「そうです。勉強をするには楽な道はないということです。先生は『人生にも王道なし』と思っています」

この言葉は相葉先生にとって、生徒に人生の辛さを教える言葉と同時に、自分に諭している言葉でもあった。

相葉百合子先生も28歳の女性として、苦しみがあることを、14歳の生徒達に解るはずもなかった。

ただ、野口怜那と早川舞子は、相葉先生のかげりを見逃さなかった。






          つづく




最後まで、読んでいただきまして、ありがとうございます。

コメントをいただけたら嬉しいです。

今日から、小説『14歳の積み木』を書かせていただきます。

ミステリーといっても、殺人は起こさない予定でいます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。


         愛川るな 



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私はコーヒーが大好きです。

夏はアイスコーヒーを飲みますが、1日に4、5杯飲んでしまいます。

ところで、アイスコーヒーの氷なのですが、だんだん氷が溶けてくると、コーヒーが薄くなっちゃうんですよね。

それで、私はコーヒーの氷を製氷皿で作っています。


そして


そして


そして



お客様にもコーヒーの氷で、アイスコーヒーのおもてなしをしているのですが、みなさん、このアイデアを喜んでくれています。

昨日、来てくれた友達も、いたく感動してくれました(゚∀゚ゞ)

これなら、氷が溶けてもコーヒーが薄くなりません。

今日の札幌は暑いです。

私はビールよりアイスコーヒーです(*^^)v

         愛川るな 



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