昨日、外来で母になる人に会いました。
かつて、病友だった人ですが、今は普通に大切な友達です。
つわりが酷くて、歩くのもやっとで彼女はやって来ました。
立っているのも辛そうな彼女を、ご主人が支えていました。
彼女は待合いのソファーに身を委ねるなり、タオルハンカチを口に当てて、襲ってくる嘔吐に耐えていました。
私は彼女を美しいと思いました。
特異な病と戦っていながら、彼女は母になることへの慈しみ深さを持っているのです。
ご主人の肩に頭を預けて、彼女は笑顔で私の呼びかけに答えてくれまし
た。
ご主人も笑顔で答えてくれました。
強いのです。
だから、美しいと感じたのだと思います。
笑顔は何よりの化粧と、聞いた事があります。
母になる人、彼女は本当に美しい。