土曜日は冬至で、エネルギーの変換点だと聞いて、2024年は、半分くらいお家入院してたんじゃないかというくらいの年だったので、変換があるとすれば良い方向にしか向かわない!とすごく期待して、日曜日を迎えた。
やる気満々で身支度も終え、出発。
車で10分くらい走るとお腹が痛くなってきて、コンビニのトイレにたてこもる。
20〜30分トイレから出たり入ったりして、波はあるけど、お出かけできる感じじゃない。
勇気を持って、「このまま帰る」と夫に伝える。
お気に入りのおにぎり屋さんでおにぎりを買って行く予定だったので、「おにぎり屋さんは寄る?」と聞かれるが、「寄らない」と答える。
このまま、一刻も早く家に帰りたいのだ。
夫の落胆した表情がひと目に分かる。
夫は感情がすぐ表に出るから、嬉しい時や楽しい時もすごく分かりやすくてこちらも嬉しくなるが、怒ってる時落胆した時も分かりやすい。
今まで幾度となく、私の体調不良で、お出かけや外食をキャンセルし落胆させてきた。
良い表情は何度見ても飽きないが、落胆の表情は毎回申し訳ない気持ちになる。
夫はここ1.2年は、更に仕事が忙しくなり休日返上で仕事をする。
せっかく夫と過ごせる休日を、
夫が息抜き出来る時間を、
楽しみにしていた時間を失くし、
腹痛の辛さと、
夫の落胆の表情を見る辛さを味わう。
エネルギー変換点だとあんなに希望に満ち溢れていたのに。
行きの車の中での会話。
「仕事は人生の暇つぶし」と言う夫に、
私は
「暇つぶしの割には、楽しいことの時間を削って、心身すり減らし過ぎじゃない?」
とか
「心身病むなら仕事変えたらいい」
とか好き勝手言ったな。
夫は、仕事と私の世話ばかり。
楽しい時間を奪っているのは私でもあったのだ。
私が元気でさえあれば、楽しい時間は何倍もある。
私が昔のように働けてさえいれば、夫は今の仕事にしがみつかなくてもいいかもしれない。
夫を苦しめてるのは私だった。
世間の言う「普通の幸せ」は「最高の幸せ」。
でも、私にも、幸せなことはいっぱいある。
衣食住に困らない生活
怒らせたり失望させても見捨てないでいてくれる夫
愛する2匹の猫がいる
潰瘍性大腸炎は寛解を維持している
メンタルも昔みたいに発作が起きることはほとんどない
数ヶ月に一度しか会えないけど、親友が2人いる
体を自由に動かせる
目が見えることも、耳が聞こえることも、味覚も嗅覚も触覚も機能している
命の危険に脅かされてない
もっとある幸せに感謝しながら、少しずつ前進して、世間の言う「普通の幸せ」に近づいたらいいなと思う。