3日前の夜のこと。

 母が救急搬送されてから26日目のことですが、父まで入院してしまいました!

 父は元気だったのに、急に体調が悪くなったのです。

 でもやっと一段落して落ち着いたので、状況をまとめてブログに書いてみることにします。

 

 いつも私とほぼ同じ量の常食を完食している父が、珍しく「食べられない」と言って残したので、顔を見るとなんだか黄色いよ? 

「胸やけして食べられない」「体がだるい」「オシッコが赤い」

 と聞いて、これは黄疸ではないか? すぐに受診した方が良いのではないか?

 と思いつつも様子を見ていたら、たまたま地域包括支援センターの担当者が訪問して、父の顔を見るや、「すぐに入院した方が良い」とキッパリ言われたのです。

 やっぱり? そうですよね!

 かかりつけ医はもう時間外になっていたけど強引に診て貰って、紹介状を書いて貰ってタクシーで救急外来に行って入院になった、というわけでした。

 

 母の方は、リハビリ病院に転院したものの、リハビリどころかますます衰弱していって、殆ど経口摂取ができないので点滴で生き永らえている状態。

 だから父よりも母の方が先だと思い込んでいたのに、思いがけず父が急に弱ったので、もしかしたら父の方が先になるかも? 

 いや、同時だったりして?

 一人づつにして欲しいよ…。

 

 何しろ母はもうすぐ95歳になるし、父も96歳なのです。

 二人とも充分生きて、もう老衰状態と言えるのでは?

 

 救急外来で検査を待っている1時間、私は相当気持ちが落ち込んで、よからぬことばかり考えて辛かった。

 それでも頑張って入院手続きをしていたのですが、突然グラ~ッとめまいが起こったので焦った。ヤバイ、ストレスで聴力が悪化してしまう。

 考えてみたらもう8時間くらい飲まず食わずで、空腹は全然感じないけど、水分摂取くらいはしておくべきでした。取り敢えず、のど飴を舐めて凌いでみる。

 

 全部終わって誰もいない家に一人で帰宅すると、娘から電話があって、

「おじいちゃんとおばあちゃんも心配だけど、それよりもおかあさんの方が心配だよ!」

 と言ってくれたので、嬉しくて元気が出ました。

 かわいい孫の声も聞かせてくれるって。

「ほら、じゅんこさん元気だしてって言って」

 と、娘が孫に言ってるのが聞こえて、

「じゅんこさん元気だしてって言って~ふふふ」

 と、孫のふざけた声が聞こえました。

(私は普通の電話は全然聞こえないけど、なぜかiPhoneなら良く聞こえるのです)

 

 しかし翌日も、私は強いストレスで呼吸がうまくできなくなっていて、息が吸えない、吸っても吸っても苦しい。駅のホームで立ってる時、倒れそうな感じになった。もしかしてこういうのを過呼吸というのかも? いや、息は吸うんじゃなくて吐くのよ、と思って、腹式呼吸をしたら少し楽になりました。

 

 昨日は、母の転院先の介護医療院へ面談に行って来ました。

 すごいへんぴな田舎道を、バスは走って行きます。

 いや、良く言えば、自然が豊かで、のどかな良い所です。

 私はバスに揺られて、人間が死ぬのって大変なことだと、ぼんやりと考えていました。

 私だってこれから老いていくのだから、そうしたら私の子ども達にもこんな辛い思いをさせてしまうのか? と考えると、それは嫌だ、私のこどもたちにはこんな思いはさせたくない。私が足枷になって自由を奪いたくない。その為にはピンピンコロリが良いけど、どうなるか分からないでしょ? 

 バスの窓から景色を眺めながら、気持ちはどんより重く暗かった。

 

 さて、面談に行った介護医療院は、思った通り良さそうな所だったので、直ぐに入れて欲しいと私はお願いして来ました。

 窓から庭園が見えて、梅がたくさん咲いています。桜もたくさん咲くそうです。車椅子でお散歩するのに良いわね。館内もピカピカできれいだし、居室も明るくて広々としています。

 早ければ3月上旬に転院できることになったので、私は一気に肩の荷が下りました。

 あー、良かったー。救われたー。

 ここなら最後まで居られるので、あとはお金を払うだけで何もしなくて済みます。

 お金さえあれば、ここは理想の「姥捨て山」だと思った。

 

 その面談の最中に、父の入院している病院から着信があったのです。

 私の耳には着信音は全然聞こえなかったが、面談の人から「鳴ってますよ? 出なくていいんですか?」と言われて、見たら病院からだったのでドキッ!

 急変か?! と蒼白になって電話に出てみると、主治医からの病状の説明だったのでホッ…。

 以下、医師の説明を要約↓

 

 閉塞性黄疸で入院。原因は胆汁の詰まり。

 今、内視鏡で胆道に管を置いて、胆汁の流れを良くしている。

 内視鏡とCTで見る限りでは石は無かったので、胆管がんか膵臓がんの可能性がある。内視鏡で組織を採取したかったが、血液サラサラの薬を飲んでいるので出来なかったので、他の薬に変えて一週間後に採取して調べる。

 がんだった場合、96歳なので手術や抗がん剤は体力が持たない。手術は大掛かりでたくさん取るので若くても大変なもの。抗がん剤も80歳まで。

 

「がんだったら緩和治療になるが、それで良いですか?」

 と聞かれたので、良いですと答えました。

 父には元々慢性膵炎があって内服薬を長年飲み続けているので、膵臓がんかも? でも高齢だとがんの進行は遅いと言うから、この年になるまで症状が出なかったのかもしれない?

 

 父の面会に行くと、ソルデム点滴と心電図と鼻にカニューラを付けて寝ていましたが、思ったより元気そうで、良く喋ります。

 リハパンは穿いてるが尿のバルーンカテーテルは付いてなかったので、どうしてるの? と聞くと、寝たまま尿瓶に出して貰ってるんだって。でもさっき一回だけ車椅子でトイレに連れて行って貰えたって言う。それは良かったね。

 でも介助する人は大変だよねえ、酸素をボンベに付け替えて点滴を引き摺っていくわけだから面倒臭いって、介護施設の仕事でやってた経験があるだけにわかるよ。

 

 ともかく、胆汁の流れが良くなれば、回復するんじゃないか? 

 そして家に帰って来られるんじゃないか? 

 と、希望が持てます。