ゴールデンウイーク前の平日に、息子たちが車で「あしかがフラワーパーク」へ連れて行ってくれました。
あしかがフラワーパークと言ったら、藤の花が日本一有名なところですよね?
しかし、藤って、ちょうど見頃になったと思ったらあっという間に終わってしまうので、今まで一度も行く機会がありませんでした。
それが運良く当日は目玉の大藤がちょうど見頃になり、しかも19℃の曇りで涼しかったから3時間半も見て歩き回れて、もう最高でした。
行先は天気次第なので、直前まで決まりませんでした。
せっかく平日に有給取って車で連れて行って貰えるんだから、一人では行かれない所、車でしか行けない所がいいよね? と考えたけど、どこがいいのか思いつかなくて…。
そんな時、近所の公園の藤棚に藤の花が咲いているのを見つけたのです。
藤は、「春と夏を分ける花」と言われているそうですね? 今がまさにその季節なのね。
それで、前日に長男とLINEで相談した結果、あしかがフラワーパークへ行くことに決まって、長男と次男と3人で、日帰りで行って来たというわけです。
さて、あしかがフラワーパークへ行くことになったものの、はっきり言ってそんなに期待してなかったんです。
大きな藤棚があるんだろうな~? くらいで。
ところが、西口ゲートを潜るやいなや、あまりの素晴らしさに大興奮!
まさかこんなに見事だとは、想像もしていませんでした。
藤の花って、棚からぶら下がってるのしか見たことがないので、そういうものだと思ってたら、こんな風に木の形で咲いているので驚いた!
こんなにたくさんの花が、最高の状態で咲いてる。
雲がもくもくしているのが、花のもくもくした感じと合ってるね~。
ツツジもちょうど見頃でした。
大長藤。
こっちは棚からぶら下がってるやつだから、これこそが想像していた通りの藤らしい藤だね?
今の時期は8時開園になりますが、開園とともに混み始め、午後には大型観光バスがどんどん来るので、平日でも混雑状態になります。
私たちはこれでもまだ空いてる方の午前中に来て正解でした。
なにしろ藤は見頃の期間が短いから、観客が集中して押し寄せるわけだよね?
入園料は花の咲き具合で変動するので、当日の早朝に決定します。大藤が見頃になった今は一年で最も高い2200円になりますが、平日だったせいか100円安くて2100円でした。
「最初は高いと思ったけど、見たら納得した」
と長男が後で言います。長男も次男も私同様、藤やツツジが思った以上に素晴らしくて夢中になって、園内をくまなく歩き回って思いっきり楽しんだのでした。
むらさき藤棚。
幹が太くてうねってる。
ルピナスって、考えてみると藤を逆さにしたような形だね?
次男がイモフライを買って食べると言うので、外のテラス席でちょっと休憩。マップを開いて、このあとどっちへ行こうかと相談します。
「ここの一番の目玉は大藤だって言うから、何はなくても大藤を見ないことには帰れないよ」
これがその大藤です。
正にちょうど見頃で、素晴らしい~!
栃木県天然記念物に指定されているこの大藤は、ノダナカフジ2本の棚が連結して一つの棚を構成しているそうです。
この大藤の起源は、1920年に足利市の大地主の庭に植樹されたものでした。その後、都市化開発計画等の為に1996年2月にここに移植して、1997年4月にあしかがフラワーパークがオープンしています。
白藤はまだ早かったけれど、少しだけ咲いていました。
八重黒龍の藤棚。
この藤は花びらが八重になっているので、ゴロゴロしてて遠くから見ると葡萄棚みたい。
↑普通の藤の花びらは、この通り一重ですね?
↑八重藤は全然違って、こうなっています。
むらさき藤のスクリーン。
すごく高くて大きくて、壮観な眺め。
↑藤のドーム。これも高いところにドーム型に造られています。
うす紅の橋。
「見て、あれって、さかさふじだね」
と次男が言う。あー、ほんとだー。
園内には池があちこちにあり、花が水に映っているのがきれいです。
ここは元々湿地だった所を埋め立ててパークを造ったと言うので、池が多くあるのでしょうね?
昼食は、「お食事処あじさい」の、4食そば。
「四季彩のステージ」と言う花壇もありました。
カラーは白だと思ってたら、黄色や赤のカラーもあるのね、初めて見ました。
息子たちに旅行に誘われた時、私は超高齢の両親と同居しているから宿泊はできないと言ったら、
「じゃあ、日帰りなら行かれるんだね? 近くでも良いところはたくさんあるよ」
と、長男は屈託なく言ったのです。
「できない」と否定的な言い方をする私に対して、長男は、泊まりは無理でも日帰りなら「できる」と言う。そうか、そういう考え方の方がいいよね?
とはいえ、日帰りでも家の門限は16時なので、これじゃあ遠くへ出かけらないよ。でも父母は今のところ落ち着いていて、二人とも家の中ならばソロソロと歩けて自分でトイレに行かれるから、たまには遅くなってもいいでしょう?
お詫びに父母にはお土産を二つも買って帰りました。