先週、市役所から補装具費支給決定書が届いたので、認定補聴器専門店に補聴器とワイヤレスアダプターの注文をして、ついに購入して来ました。

 

 嬉しい~~!

 

 支給金額は見積書と同額で、56,074円でした。(内訳:補聴器43,900円+イヤモールド9,000円)

 購入した補聴器は150,000円なので、差額の93,926円が自己負担となります。

 それにワイヤレスアダプターが44,000円なので、合計137,926円になります。

 

イヤモールドは新しく作り直すのはやめて、今まで使っていた物を付け換えています。お金を節約したわけではなく、本当に気に入っているので、このままこれを使いたかったからです。

「今後耳の形が変わった時に、修理というかたちで申請すれば作り直しができますよ」

 と言われました。耳の形が変わるって、要するに老化で耳が痩せてイヤモールドが緩くなるってことだね? そうなるとハウリングが起こるそうです。

 今は耳穴にフィットしているので、簡単には落ちません。マスクの紐を引っ掛けて耳掛けが耳介から外れてしまっても、耳穴にしっかり嵌っているから無事です。

 

 

 

 補聴器の色は、イヤモールドの色に合わせてピンク色にしました。

 

 

 新しい補聴器ケースも貰いました。

 

 

 

 右のイヤモールドの方がちょっと大きく見えるけれど、耳穴の大きさは同じで、耳穴の外の部分が無駄に大きくなっているのでフィット感がイマイチ。

 その点、左のイヤモールドは、耳穴の中にピッタリ納まっていて快適です。

 

 

 ワイヤレスアダプターと、付属のケーブル類。

 

 

 サービスで電池25個も貰いました。

 

 

 左耳の試聴器とワイヤレスアダプターを借りてきたのは、1ヵ月前のこと。

 この1ヵ月間使用してみて、前の補聴器に比べて格段に聞こえが良いことを日々実感していました。

 もう前の補聴器には戻れない。絶対これ買う! と決めていました。

 

 前の補聴器と同じ調整にしてあるのに、なんでこんなに良く聞こえるのか?

 それはやっぱり、前の機種よりもこっちの方が音の処理能力が優れているからなのでしょうね。

 職場で使用してみれば違いは歴然。

 今まで聞こえなかった音が聞こえてきて、びっくりしたことが何回もあります。

 例えば、エレベーターを待っている時に、下の階から「ドアが閉まります」と言う音声が聞こえてきたりとか!

 

 思えば、まだ補聴器をしていなかった頃は、

「昨日まで聞こえていた音が、また一つ、聞こえなくなった…」

 ということの繰り返しで、徐々に聴力が低下していったよね?

 それが今では、聞こえないのが当たり前になって生活していて、そこで新しい補聴器に変えてみたらば、

「昨日まで聞こえなかった音が、補聴器で聞こえる」

 と言う、逆転現象(?)みたいなことが起こっているのが面白い。

 

 それで新しい補聴器を買ったらこのまま満足して帰るつもりだったのに、担当の人が聴力検査をしましょうって言う。

「音場閾値検査」と言うやつ。

 病院でやる聴力検査は「標準純音聴力検査」と言い、裸耳にヘッドホーンを着けて調べますが、これは補聴器を着けた状態で、目の前にあるスピーカーから出る音を聞き取ります。

 つまり、補聴器の効果がどのくらいあるのかを調べて、補聴器の調整をする為の検査なのです。

「微かにでも聞こえたらボタンを押して、聞こえなくなるまで押していてください」

 と言われたので、集中して音が聞こえてくるのを待ち、すごく小さい音でも微かに聞こえるとわかったらボタンを押しました。

 その結果、1000ヘルツの所が40㏈も聞こえていることがわかりました。すごい!

3000ヘルツの所が70㏈なので、ここをもう少し上げてみます」

 と担当の人が言います。ここは子音の部分なので、ここの音が聞こえないと「さしすせそ」とかの子音の言葉の聞き取りが悪くなるのです。

 今まで補聴器を着けたら、声は大きく聞こえても、聞き取れないことが多かったのは、この子音の音が聞こえてなかったからだったのね?

 それで調整後にまた検査してみると、3000ヘルツの音が60㏈に上がりました。

 これで前よりも言葉の聞き取りが良くなるかも?

 

 ついでに右耳の方も調整してくれました。

 右の補聴器は2年前に買った物ですが、考えてみたら購入後一度も調整していませんでした。

「デコボコしてたので、なだらかになるように調整しました」

 と言われたので、これで右も少しはマシになったかも?

 右耳は突発性難聴を繰り返して、低音が全く聞こえなくなっています。でも高音はまだ少しは聞こえます。逆に左耳は高音があまり聞こえないので、右の高音を補聴器で入れてやることで、それが左の補助になって、左の聞き取りがちょっとアップするような気がする。要するに、左耳の為に右耳にも着けているわけ。

 それに、両側装用すると音の方向がわかる。職場では離床センサーの音を聞き分ける必要もあるし、音の方向は大事です。

 

 

 シュウメイギクが咲く季節。

 

 

 ハナミズキの赤い実がきれいです。

 

 

 コキアも赤くなってきました。

 

 

 二度咲きの金木犀がまだ咲いていました。