薫風に吹かれて手話ライブ | 風の音がきこえる

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中途難聴者のブログです。高度難聴で、聴覚障害4級です。
2015年7月末に突発性難聴を発症。その後、進行性の内耳自己免疫病と診断され、進行を抑えるとされる免疫抑制剤を定期的に服用しています。実家で超高齢の父母と3人暮らしです。

きいろぐみの手話ライブに行ってきました。

一人だったけど、とっても楽しかった。

何が良かったって、天気!

ライブ会場はカフェで、それもサンルームみたいな作りになっているので、半野外という感じ。

だから天気は大切な条件なのです。

前の日は30度もあって暑かったけれど、幸い当日は20度しかなくて涼しくなりました。

カフェの中に入ってまず感動したのは、開放されているテラスのすぐ真下に、多摩川が見えたことです。

新緑が水に映って、きれい~。

ステージもカフェの一部なので、舞台美術は、カフェに飾られている売物の雑貨。

照明は、自然の太陽光。

舞台背景は、自然の木々や青い空、白い雲。

そして、多摩川から吹き上げてくる薫風が涼しくて、天然クーラーです。

  

これがそのカフェの入口。「イチローさんのキマグレcafe」という名前。

青梅線小作駅から多摩川の方向に歩いて行って、多摩川に架かる大きな橋の向こうの奥まった所にあるので、知らなかったらちょっと見つけられないと思う。

え? これがカフェ? っていう外観。それもその筈、イチローさんの本業は建築会社らしくて、ここは本来自宅兼仕事場で、そこにカフェを作ったらしいのです。

ペット同伴可なので、中に猫が歩いてたりする。

初めていく場所だから絶対迷うと思って、早めに着くように行きました。

開演は13時半だけど、12時半から開場なのでその5分前に着いてみると、もう外に行列ができています。

自由席なので、席を確保してから飲食物の注文に行きます。

私が食べたのはこのカレーとアイスオレンジティー。

でもなかなか届かなくて、開演と同時に届いたので、食べてる暇がない~。だって食べる時、どうしても下を向くでしょ? 食べてたら手話が見えないのよ。だから急いで食べたので、味を覚えていません。

これは参加者全員に配られたプレゼント。抽選券もあって、最後の方で抽選会をやったけれど当たりませんでした。お菓子はライブ見ながら食べちゃった。

きいろぐみ代表の、南瑠霞さん。

今回のライブは、この南さんのバースディーライブです。

タイトルは、

「2018年5月20日 手話パフォーマンスきいろぐみ手話ライブ

 南瑠霞サインbirthdayを一緒に楽しもう ~ 小夏・甘夏・常夏・フフ!」

南さんは大学時代に、ろうの友人と出会って、手話に感動したそうです。だから5月は自分の誕生日というだけではなく、手話との出会いの月ということで、5月にバースディーライブをやる、というような話をされていました。

中嶋元美さん他、きいろぐみのメンバーも応援に来て、おなじみの手話ダンスを披露してくれます。

口元にマイクを付けている人は健聴で、付けていない人がデフとわかります。

南さんは健聴なので、声で話しながら手話を表わします。

大きな声でハッキリ話すので、難聴の私でも良く聞き取れます。

このライブ、音響がものすごく大きくて、補聴器外したんです!

それでも、マイクの声も音楽も良く聞こえたのです。すごいでしょう!

難聴の私でさえ聞こえるのだから、健聴の人の耳には相当うるさいのではなかろうか?

きいろぐみの主旨は、聞こえる人も聞こえない人も一緒に楽しめること。

だから、このライブには手話も声も両方あるのです。

高度難聴の私は、聞こえる人と聞こえない人との、ちょうど中間。

だから私の場合、聞き取れないセリフは手話で、読み取れない手話は声で、両方あったおかげで、殆ど全部聞き取ることができたのです。

あとになってから、「あ、そういえばー、聞き取ることに苦労したりしなかったなあー」と気が付いたくらい、自然体でそこにいて、楽しんでいたのです。

今回のライブで一番良かったのは、南さんの手話語りです。

録音の朗読に合わせて、手話で物語を表現するのです。声は、なしです。

CLの表現など、全身と表情を使って伝えるのです。

補聴器をしてなかったので朗読はあまり聞こえなかったのですが、南さんの迫真の表現には胸を打たれました。

内容は、南さんがふるさと大使を務める和歌山県串本町で、昔起こった海難事故の話。

一つ、疑問に思ったことがあります。中嶋元美さんは、声を出すのをやめて、ろう者の手話を使うようにしているらしいのです。数年前までは声を出して話していた人なのに、まだ若いのに、人工内耳にはしないのだろうか? 私の通っている手話講習会では、失聴している講師でも声を出しながら手話を表わしているし、声を出すことの大切さを、何度も言われてきました。

NHKみんなの手話でも、ナビゲーターの三宅健は声を出さなくなったし、この頃、ろう者の手話との違いについて考えていて…。

私は聞こえも手話も、中途半端ですね。

16時に終わった後、橋の上から多摩川を眺めました。

向こうには、さっき行ったカフェが見えます。

このあと、真っ直ぐ帰るのもつまらないので、友人を呼び出して一緒に赤ワインを飲みに行きました。相手は健聴ですが、カウンターに座って、補聴器を付けている左側に座って貰ったらわりと良く聞こえて、たくさんお喋りができたので楽しかったです。

ローストビーフ、生ハム、レバー…肉ばっかり!

明日仕事あるから、ワインは3杯までよ。