嗅覚障害者の団体を作りたい。 I want to create an organization for people with smell disorders. -6ページ目

嗅覚障害者の団体を作りたい。 I want to create an organization for people with smell disorders.

リトル・ミックスのペリー・エドワーズも同じ嗅覚障害らしいですね。"Perrie Edwards from Little Mix also seems to have the same smell disorder as me, doesn't she?"

(マウス嗅覚系に対するメチル水銀曝露の影響 @岡山大学の公式HP)
 
今回は、「メチル水銀が嗅覚系神経を傷害することを発見」という、2024年3月12日の岡山大学の公式HPの記事を取り上げます。

 

 

 
内容を要約すると以下の通り。
・においがわからなくなる「嗅覚障害」は、有害物質の曝露(ばくろ。ここでの意味は、「最近・ウイルスや薬品などにさらされること」。)や神経変性疾患発症の重要な兆候の一つ。
・水俣病の原因物質であるメチル水銀が、嗅覚に関与する神経路を傷害することを初めて明らかにした。
・本成果は、水俣病において嗅覚障害が生じることを裏付ける証拠となり、今後研究が進むことで水俣病の診断・検査に役立つことが期待される。

うーん、水俣病でも嗅覚障害が起きてたんですね。

それにしても、「有害物質の曝露」って、簡潔で覚えやすいキーワードですね。私の嗅覚障害も「有害物質の曝露」が原因だったかもしれない・・・と思うと、スッキリしますから、そう覚えておきます。

この調子で地道に嗅覚障害に取り組みます。

(図1.若年の新型コロナウイルス感染症で出現した症状の種類と頻度 @宮城大学の公式HP)
 
今回は、「若年者で新型コロナウイルス感染後に長引く症状の特徴を明らかに」という、2024年1月5日の宮城大学の公式HPの記事を取り上げます。

 

 

内容を要約すると以下の通り。
・新型コロナウイルスに感染した若年者では、発熱や喉の痛み・違和感、咳、全身倦怠感、嗅覚障害・味覚障害、筋肉痛に加え、集中力・思考力の低下、抑うつ傾向、記憶力の低下といった精神・神経症状も多く認められた。
・感染者の約2割では、いずれかの症状が1カ月以上持続していた。
・これらの長引く症状は、喉の痛みや発熱などの初期症状より少し遅れて出現することが多い。自覚症状の程度は、普通感冒やインフルエンザに罹患時よりも重い傾向にあった。
・いずれかの症状が1カ月以上持続した人とそうでない人との間で、ワクチン接種回数やワクチン接種時期から感染までの期間に差はなかった。
・一方、「①症状が多彩・強い。②アレルギー疾患あり。③運動不足。④食習慣の乱れ。」という各因子を持つ若年感染者は、「新型コロナウイルス感染後に、①症状が長引く。②精神神経症状を合併。」となる割合が高かった。
・後遺症に対しては、いまだに対症療法が主に行われており、時間経過とともに自然治癒するのを辛抱強く待つしかない。それはそうとして、今回の研究によって、「①症状が多彩・強い、②アレルギー疾患ありの場合には、症状の長期化や精神・神経症状の合併を予測できる可能性が高いこと」、「③運動習慣や④健康的な食習慣への改善によっても、長引く症状や精神・神経症状を予防できる可能性が高いこと」、が明らかになった。

この記事での図1のグラフを見ると、嗅覚障害・味覚障害があった人の割合は、若年感染者のうちの22%くらいですね。

 

この調子で地道に嗅覚障害に取り組みます。

 
今回は、今まで取り上げてなかった、2022年のNature Japanのweb記事を取り上げます。「COVID-19による嗅覚消失:分かってきたこと」という邦題で、原文は2022年6月9日にNatureに掲載された記事のようです。

 

 

 

 

・・・記事を一通り読みましたが、さすがはNature Japan、内容のレベルが高くて難しいですね。私なりにまとめて、以下、書いておきます。
 
一、コロナ感染が嗅覚障害を引き起こすメカニズムについての研究報告。
①嗅神経細胞の核内構造(通常は、核内で染色体が2つの区画に分かれて存在している。)が破壊されていた(コロナ患者の嗅神経細胞では核内の区画が観察できなかった。)。そのため、匂い分子を感知する膜受容体の数が正常よりも減っていた。
②嗅覚や味覚を失った患者に認められる頻度が高い遺伝子変異を特定した、というある研究チームの報告もある。
③嗅覚消失を起こした人の脳に持続的な変化が生じる(「鼻からの入力を遮断してやると脳は委縮します。」)、という研究結果もある。
二、試験中の治療法。
①嗅覚トレーニング。多くの研究者が共通して推奨している方法は、今のところこれだけ。ただ、嗅覚を部分的に失っている患者にしか効果がない模様。
②ステロイド薬の利用。しかし、期待されるような効果は報告されてない模様。
③多血小板血漿(PRP)療法。患者自身の血液から調整されたPRPを鼻腔内に注射する方法であり、効果があったとの報告が存在する。ただ、被験者が少なすぎる模様。
④ビタミンAの利用。ただ、研究はまだ初期段階。
 
 
この記事が出てから1年半くらい経ってます。外国の方が熱心みたいですからね。Natureで新しい、そして、喜ばしい内容の記事が出ることを、期待してます。

2024年も、この調子で地道に嗅覚障害に取り組みます。